ソニー、「PlayMemories Home」対応のVAIO春モデル

-編集ソフト「Vegas」付属のノート「Fシリーズ」など


 ソニーは25日、「VAIO」ノートPC/ボードPCの2012年春モデルを発表。2月4日より順次発売する。

 ノートPCのフラッグシップ「Fシリーズ」のうち、2モデルがフルHD液晶を搭載。3D表示対応の16型「VPCF249FJ/BI」と、3D非対応の16.4型「VPCF248FJ/B」を2月4日に発売する。いずれも地デジチューナを備えるほか、3D対応の動画編集ソフト「Vegas Movie Studio HD Platinum 11」も同梱する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「VPCF249FJ/BI」が25万円前後、「VPCF248FJ/B」が22万円前後。

 液晶一体型のボードPCは、24型液晶の「Lシリーズ」と21.5型の「Jシリーズ」を2月18日より発売。いずれも地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載する。Lシリーズには「Vegas Movie Studio HD Platinum 11」も同梱。店頭予想価格は、Lシリーズの「VPCL247FJ」(ブラック/ホワイト)が18万円前後、Jシリーズの「VPCJ238FJ」(ブラック/ブルー/ホワイト)が16万円前後。

Fシリーズの3D対応モデル「VPCF249FJ/BI」液晶一体型ボードPCのLシリーズ「VPCL247FJ」


PlayMemories Homeの画面

 いずれの製品にも、動画/静止画管理の新ソフト「PlayMemories Home」をダウンロードで配布予定。PC購入時は「PMB VAIO Edition」が搭載されているが、オンラインアップデートによりPlayMemories Homeが提供される。

 このソフトは、ビデオカメラ/デジタルカメラの動画や静止画取り込みから整理、編集、ディスク作成までを手軽に行なえることが特徴。編集機能では、手ブレの補正やノイズ除去、SD動画のHD変換などが行なえる。


FシリーズとLシリーズに付属する「Vegas Movie Studio HD Platinum 11」

 2012年春に開始予定の無料クラウドサービス「PlayMemories Online」に、PlayMemories Homeからドラッグ&ドロップでアップロードできるほか、FacebookやYouTubeへのアップロードにも対応する。アップロードされた動画や静止画は、PC/スマートフォン/テレビなど閲覧する端末に向けて最適なフォーマットに変換して表示される。

 前述のノートPC「Fシリーズ」2モデルと、ボードPCの「Lシリーズ」に付属する「Vegas Movie Studio HD Platinum 11」は、米Sony Creative Software製のビデオ編集ソフト。撮影した映像にエフェクトやBGMを加えられるほか、3D動画の編集や作成も、2D作品のように簡単に行なえるという。



■ ノートPC「Fシリーズ」

Fシリーズの「VPCF248FJ/B」

 16型「VPCF249FJ/BI」と16.4型「VPCF248FJ/B」は、いずれも1,920×1,080ドットの液晶を搭載。VPCF249FJ/BIは3Dにも対応する。BDXL対応のBlu-ray Discドライブを内蔵する。

 地デジのダブルチューナを搭載し、2番組同時の長時間録画(最大5倍)も可能。視聴/録画ソフトは「Giga Pocket Digital」で、BD/DVDへの番組書き出しや、PSP/ウォークマンへの持ち出しも行なえる。CPUはIntel Core i7-2670QM(2.20GHz)、メモリは8GB、HDDは750GBで2機種共通。



■ ボードPC「Lシリーズ」、「Jシリーズ」

Jシリーズの21.5型「VPCJ238FJ」

 Lシリーズ「VPCL247FJ」は24型、Jシリーズ「VPCJ238FJ」は21.5型液晶を搭載。解像度はいずれもフルHD。3D表示には対応しない。

 Lシリーズは地デジ3系統、BS/110度CSデジタル各2系統のチューナを内蔵、Jシリーズのチューナは地上/BS/110度CSデジタルが各2系統。視聴/録画ソフトは「Giga Pocket Digital」で、両機種とも2番組同時の長時間録画(地デジ 5倍、BS/110度CS 7倍)に対応。さらに、Lシリーズは約5秒でテレビが起動する「スグつくTV」にも対応する。CPUはIntel Core i5-2450M(2.50GHz)、メモリは4GB、HDDは2TBで2機種共通。BDXL対応のBDドライブを内蔵する。



(2012年 1月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]