パナソニック、オンダッシュで電動閉式のメモリナビ

-「CN-Z500D」。12セグチューナやスマホ連携も


「CN-Z500D」

 パナソニックは、メモリータイプのオンダッシュ型カーナビながら、業界で初めて、電動開閉式を採用した「CN-Z500D」を4月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万円前後。なお、使用には標準取付キット「CA-FUK100D」(4月20日発売/20,790円)、もしくはBMW 1シリーズ専用取付キット「CA-FEK100D」(6月20日発売/34,440円)が必要。

 SDカーナビ「ストラーダ」の新製品。最大の特徴は、オンダッシュタイプながら、車両のイグニション操作と連動してモニター部が電動で開閉すること(リモコン操作でも可能)。ディスプレイは7型で、解像度は800×480ドット。薄型フラットなディスプレイになっており、電動開閉機構と合わせ、「車室内のイメージを損なわず、よりスタイリッシュに取付ることができる」としている。ディスプレイのバックライトはLEDで、透過性の高いクリアパネルを使っている。


モニターOPEN時モニターCLOSE時

 12セグ、ワンセグ両対応の地上デジタルチューナを備え、テレビ視聴が可能。付属のiPod・USB中継ケーブルを使い、iPod/iPhone接続も可能で、音楽再生や、カーナビ側からiPodの操作が可能。音楽を再生しながらiPodの充電も行なえる。別売のオプションケーブルを使い、iPodのビデオ再生にも対応する。

 また、SDメモリーカードスロットも備え、SDビデオ再生も可能。DIGAやVIERAの「番組持ち出し」機能でSDカードに書き出したテレビ番組を再生する事ができる。

 なお、20×35mmの角型スピーカーを内蔵しているが、テレビやビデオ再生時の音声を車のスピーカーから再生するためには、カーオーディオとの接続が必要になる。ナビには外部音声出力を装備。別売りのFMモジュレータ(CA-MD100D)も使用できる。

 スマートフォンとの連携も可能。アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」に対応しており、同アプリから「ぐるなび」、「るるぶDATA」、「Yahoo! JAPAN」の地点情報の検索が可能。最新のグルメ情報、観光スポット、周辺検索など、様々な施設を検索でき、その地点情報をBluetoothを付かつてカーナビに送信できる。

 付属リモコンは80mm径の丸型で、BMW1シリーズのカップホルダに取付る事も可能。地図の縮尺をジョグダイヤルで変更でき、音楽再生などの操作も行なえる。

 ナビ機能としては、2012年度版地図を採用。4月に開通する「新東名高速道路」の情報も収録。高精細地図の視認性を更に高める「フルスクリーンマップ」機能も搭載。通常のナビゲーション時には不要なボタンを画面に表示しない機能となる。

 Bluetoothユニットをナビに内蔵。携帯電話のハンズフリー通話、音楽データのワイヤレス再生に加え、前述のようにBluetooth対応スマートフォンからナビへの地点データの伝送も行なえる。


(2012年 3月 28日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]