キヤノン、4Kデジタルシネマカメラ「EOS C500」

-NABに出展。EF/PLマウント、約3万ドル


EOS C500 CN-E85mm 装着イメージ

 キヤノンは13日、映画などの映像制作向け「CINEMA EOS SYSTEM」の4K撮影対応デジタルシネマカメラ「EOS C500/C500PL」を発表。4月16日から19日まで、アメリカ ラスベガスで開催される「NAB Show 2012」に参考出展するとともに、「早期の発売を目指す」としている。価格は3万ドル前後。

 C500はEFマウントのレンズを、C500 PLはPLマウントのレンズを装着できるレンズ交換式のデジタルシネマカメラ。同社が1月より発売しているCINEMA EOS SYSTEM 第1弾「EOS C300/EOS C300 PL」は、スーパー35mm相当(24.6×13.8mm)の829万画素CMOSを搭載し、1,920×1,080ドットのフルHD撮影に対応しているが、今回発表の「EOS C500/C500 PL」では、4K(4,096×2,160ドット)の映像を撮影し、その画質を劣化させることなく、RAWデータで出力できる。

 さらに、2K(2,048×1,080ドット)出力において、豊富な色情報を持ち、クロマキー合成などの画像処理との親和性が高いRGB 4:4:4信号(12bit)を新たに採用する。2K/4:2:2記録の場合は120fpsでの記録も可能


EOS C500 EL(ELマウント)正面EOS C500 PL(PLマウント)正面背面

(2012年 4月 13日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]