ソニー、ハンディカム初の防水モデル「HDR-GW77V」
-水深5m撮影可能。防塵・耐衝撃。1080/60p対応
縦型デザインの「HDR-GW77V」 |
ソニーは、同社ハンディカム史上初の防水モデルとして、縦型デザインの「HDR-GW77V」を5月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後。カラーはホワイト(W)、ブラック(B)、ブルー(L)を用意する。内蔵メモリは16GB。
防水・防塵に加え、耐衝撃性能も備えたビデオカメラ。防水性能はIPX8相当で、水深5mで60分使用可能。防塵はIP5Xで、ホコリの多い場所でも撮影可能。耐衝撃性能はMIL準拠で、液晶を閉じた状態で1.5mの落下試験をクリアしている。
撮影モードを自動設定してくれる「おまかせオート」も備え、新たに水中撮影用モードを用意。水中撮影に最適なホワイトバランスや明るさ、画面の歪みを自動的に補正するという。
静止画も撮影でき、コンパクトである事から、プールやマリンスポーツだけでなく、旅行やハイキングなどでの利用も提案。運動会や入学式など、特別な日が主な使用用途である既存のハンディカムの枠を超え、今までアプローチできなかったユーザーにも訴求していくモデルと位置付けられている。
カラーはホワイト(W)、ブラック(B)、ブルー(L) | 背面。操作部は背面にまとまっている | 上部にはマイクを備えている |
ビデオカメラとしての性能は、横型のPJ590V/CX590Vとほぼ同じ。撮像素子は1/3.91型、総画素543万画素、動画撮影時有効502万画素のExmor R CMOS。
レンズはGレンズで、35mm換算で29.8~298mm(16:9/動画撮影時)。光学ズームは10倍。撮像素子の有効エリアを効率的に使い、光学ズームとデジタルズームを併用してズーム倍率を向上する「エクステンデッドズーム」利用時には17倍ズームも可能。光学式のアクティブ手ブレ補正機能も備えている。
動画はAVCHDで、1,920×1,080/60p/60i、1,440×1,080/60i、720×480/60iでの撮影が可能。ビットレートはPSが28Mbps、FXモードが約24Mbps、FHモードが約17Mbps、HQモードが約9Mbps、LPモードが約5Mbps。SD解像度でMPEG-2 PS、約9Mbpsでの撮影も可能。
液晶モニタは3型で、92.1万画素 | シューティングスタイル |
静止画撮影機能も強化され、全画素超解像技術を使い、最高で2,040万画素相当の静止画が記録できる。動画撮影中に2,000万画素の静止画撮影も可能。スイングパノラマやスマイルシャッター機能も利用できる。
ブラック(B)モデル | ホワイト(W)モデル | ブルー(L)モデル |
液晶モニタは3型で、92.1万画素。タッチパネル仕様となる。反転させて自分撮りもでき、顔検出機能を用いて、カメラが最適な構図を決定する機能も用意。セルフタイマーモードを「自分撮り2人」に設定すれば、2人が並んだ時点でシャッターが切れる。
GPS機能も備え、地図情報は横型の最新モデルと同様に79エリア収録。USB経由での充電にも対応している。記録メディアは内蔵の16GBメモリと、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、メモリースティックデュオ。
外形寸法は32.2×70.2×105.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約188g。付属バッテリNP-BG1を装着した際の撮影時重量は約220g。連続撮影時間は90分。
バッテリとメモリーカードの挿入口 | 側面 | 正面 |
なお、オプション製品として、水や汚れに強い専用ケース「LCM-GWA」も用意。水に濡れた本体を収納しても、ケースから水がこぼれない「止水ファスナー」を採用し。開口部が大きいため、中の水や汚れも簡単に拭き取れるという。本体の落下を防ぐマジックテープも備えている。肩掛けスタイル、ベルトループスタイル、バックパックループスタイルの3種類の持ち運び方に対応。発売日は5月25日で、価格は4,410円。
水や汚れに強い専用ケース「LCM-GWA」 | ケースにカメラを入れたところ |
(2012年 4月 25日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]