NHK、単板式のスーパーハイビジョンカメラを開発

-重量は従来比1/5以下の4kgに。技研公開で展示


新開発のSHVカメラヘッド(左)と従来機(右)

 日本放送協会(NHK)は、次世代テレビ放送サービスとして研究開発を進めているスーパーハイビジョン(SHV)用の小型カメラヘッドを開発した。5月24日から27日まで開催するNHK放送技術研究所の一般公開で展示する。

 スーパーハイビジョンは、2020年の試験放送を目指し、NHKが研究開発を進めている。画素数はフルHDの16倍の約3,300万画素(横7,680×縦4,320画素)。超高解像度のSHV撮影のために、従来のSHVカメラは複数の撮像素子を組み合わせていたが、3原色に色を分離するプリズムが必要となるため、カメラヘッドの小型化が困難だった。

 今回、新たにカラーフィルタを搭載した3,300万画素/7,680×4,320ドット撮像素子を試作し、単板カラー撮像方式のSHV用小型カメラヘッドを開発。プリズムが不要となるため、大幅な小型/軽量化が実現できたという。フレームレートは60フレーム/秒。限界解像度は3,400TV本以上。

 カメラヘッドの重量は約4kgで、これまでのSHV用カメラヘッドに比べて、1/5以下に軽量化。また、一眼レフ用の様々なレンズも使用できるという。消費電力は45W。


(2012年 5月 10日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]