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マークレビンソン、新世代アンプ「No.600シリーズ」。独自Pure Path回路や次世代DAC活用

「No.600シリーズ」

ハーマンインターナショナルは、ドイツ・ミュンヘンで15日に開幕したオーディオショウ「HIGH END Munich 2025」において、新世代のMark Levinsonアンプ・ラインアップ「No.600シリーズ」を発表した。日本での導入時期、価格などは未定。

Mark Levinsonは、50年以上に渡り、音響技術と純度の高いサウンドクオリティで、高い評価を得てきた。新たな「No.600」シリーズのアンプは、同ブランドが長年追求してきた音楽再生の忠実度をワンランク上に押し上げる、「まったく新しい世代を象徴する製品」だという。

ラインナップは、デュアルモノラル・プリアンプ「No.626」、モノラル・パワーアンプ「No.631」、デュアルモノラル・パワーアンプ「No.632」の3モデル。すべて米国にて設計、エンジニアリング、製造されている。

デュアルモノラル・プリアンプ「No.626」

3モデル共通の特徴

マーク・レビンソンの伝統でもある独自のPure Path回路設計を踏襲。また、アルミニウム削り出しの筐体、本体から隔離することで不要な振動を排除するフット構造に至るまで、あらゆるディティールが性能、サウンドにこだわった結果だという。

ブランド50周年記念モデル「ML-50」でも採用されたカスタムガラストップデザインと赤いシグネチャーライトが、外観のアクセントとなっている。

デュアルモノラル・プリアンプ「No.626」

デュアルモノラル・プリアンプ「No.626」

オールアナログのシグナル回路と高解像度のデジタルコアを高次元で融合させ、音楽信号の忠実性と純度を追求したデュアルモノラル構成のプリアンプ。アナログ部には独自のフルバランス構造Pure Path回路設計を採用、MM/MCフォノアンプ、Class Aヘッドフォンアンプも搭載している。

デジタル部には次世代のPrecision Link III DACを搭載。6つのデジタル入力を介して最大384kHz/32bitのPCM、およびネイティブDSDの再生が可能。

モノラル・パワーアンプ「No.631」、デュアルモノラル・パワーアンプ「No.632」

モノラル・パワーアンプ「No.631」

Class A/AB動作、独自のフルバランス構造Pure Path回路設計、そして専用のモジュラーシャーシに収められた堅牢なトロイダル・トランスを搭載したパワーアンプ。

モノラル・パワーアンプ「No.631」

「シングルチャンネルにおいて妥協のないパフォーマンスを発揮するNo.631」、「ステレオの柔軟性とデュアルモノラルの分離性能を備えたNo.632」と紹介されており、圧倒的なインパクト、音色の深み、そしてホログラフィックなイメージングが特徴という。

デュアルモノラル・パワーアンプ「No.632」
デュアルモノラル・パワーアンプ「No.632」