KDDI、月額590円の映像配信サービス「ビデオパス」

-ガンダムなど。タブレット/PCでも視聴可


ビデオパス スマートフォンアプリ

 KDDIと沖縄セルラーは、月額590円で、auスマートフォンで映画を楽しめる映像サービス「ビデオパス」を5月15日よりスタートする。

 月額590円で映画(洋画・邦画)やドラマ、アニメ、音楽、韓流、エンタメ、オリジナル作品などの様々なジャンルの映像作品が見放題となるほか、新作も毎月一本視聴できる「見放題プラン」を展開。また、話題の新作映画や人気作品をアラカルトでレンタル視聴できる「アラカルトレンタル」プランも用意。さらに、ドラマなどのシリーズ物をまとめてレンタルする「レンタルパック」も導入予定。

 見放題プランでは、「機動戦士ガンダム」、「マトリックス レボリューションズ」、「さくらん」などのタイトルを用意。アラカルトでは「DOG×POLICE 純白の絆」、「やはぶさ/HAYABUSA」、「ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊」などを配信する。開始時のコンテンツ数は約5,000番組。見放題対象外の新作は150タイトルラインナップし、レンタル購入時の料金は1作品300~500円。新作の視聴期限はコンテンツにより異なるが、購入後48時間の作品が多いという。

 対応スマートフォンは、IS05(OS2.3)、IS11S、IS11SH、IS11T、IS12SH、IS11CA、INFOBAR A01、IS11PT、ISW11F、ISW11M、ISW12HT、ISW11K、IS11LG、IS12F、IS13SH、IS14SH、IS11N、IS12S、INFOBAR C01、IS12M。

スマートフォンでの視聴画面開始時の主な作品などハリウッドメジャーやバンダイチャンネルなどがコンテンツを提供する

 「ビデオパス」アプリをダウンロードするだけで、ドラマ・アニメの第一話など一部作品を無料で提供。画質は480pと240pの2種類を用意し、無線LANでは480p、3Gでは240pでの視聴を推奨するが、切り替えは手動で行なう。

 スマートフォンだけでなく、HDMIでテレビと接続して、テレビでも視聴が可能になるほか、au IDを利用し、パソコンやタブレットでも追加料金なしにビデオパスのサービスを利用できる。電車の中で視聴していた作品の続きを、家のタブレットなどで観ることなども可能。なお、ひとつのIDで2台以上の端末に同時にログインして再生することはできない。将来的には、無線LAN経由でテレビに出力することも検討しているという。パソコンのサービス開始は6月上旬を、タブレットは7月下旬を予定している。また、KDDIが開発を進めているAndroid搭載次世代STB「Smart TV Box」でも対応予定。なお、PCやSTB経由で視聴する場合に、より高画質にするかどうかについては検討中だという。

 「auスマートパス」会員特典として、「見放題プラン」を2週間無料で利用できるほか、見放題プランに加入しない場合でも、話題の作品を複数、毎月視聴できるという。

左がPC画面。右がスマートフォンからテレビにHDMI出力した場合の再生画面マルチデバイス対応サービスとなる予定15日の発表会で予告されたSTB「Smart TV  Box」


(2012年 5月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]