エソテリック、ルビジウム搭載マスタークロックジェネレータ

-GPS受信機との連携モードも搭載。約141万円


マスタークロックジェネレータ「G-01」

 エソテリックは、ルビジウムを搭載したマスタークロックジェネレータ「G-01」を6月下旬に発売する。価格は141万7,500円。

 高精度ルビジウム発振器(周波数精度:±0.05ppb=±0.00005ppm)を採用。対応するトランスポートやDACなどと接続し、外部からクロックを供給。デジタル機器が内部で生成するクロックよりもさらに高純度なクロック信号を供給することで、音質を向上させるという。

 出力は10MHzクロックに加え、エソテリック独自のダイレクト・マスタークロックLINKに対応した22.5792MHz/24.576MHzの出力も可能。周波数拡張モード(EXPモード)により、44.1kHz/48kHzの8、16、32、64、128、256倍のクロック周波数出力にも対応。業務用を含む、多くの機器へクロック信号を供給できるという。

 各系統には出力端子を2つずつ設け、最大6台の機器にクロックを供給。A1~C2までの各6端子に対して個別に出力周波数を設定できるほか、接続する機器が1台の場合は、A1端子以外の全ての出力をOFFにすることも可能。不要な干渉による音質劣化も防げるとしている。

 なお、A~Cの出力端子は矩形波の10MHzクロックを出力するが、10MHz正弦波の専用出力端子も2系統装備。さらに、超高精度外部クロックを接続し、10MHzまたは1ppsの基準信号を外部から入力することも可能。入力基準信号をそのままクロック発振のマスターとして使用するモードのほか、新たに「ルビジウム+外部入力」モードも搭載。GPS受信機などを外部入力端子に接続し、同モードを選ぶことで、衛星から受信したより高い中心周波数精度のクロックに内蔵ルビジウムユニットを同期させ、オーディオ機器側に対しては外部GPS受信機内蔵の水晶発振器よりも安定性の高いルビジウム発振を行ない、「高精度GPSシステムのメリットを最大限に活かせる」という。

背面。10MHz正弦波の専用出力端子も2系統装備しているマスタークロック入力を備えた他機種と連携する

 内部回路は新設計のディスクリート構成クロック出力ドライバー回路を採用。電源部には3つの電源回路基板、合計15の電源レギュレータを搭載する事で、回路ブロックごとに電源を独立させている。

 端子はBNC端子。筐体は肉厚のアルミ製。フロントや側板、天板、フロントコーナー部にも肉厚アルミ材を使用している。外形寸法は445×360×131mm(幅×奥行き×高さ)、約13kg。消費電力は85W(ウォームアップ時)、28W(安定時)。電源ONから発振器が安定するまでは約10分かかる。


(2012年 5月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]