アルパイン、7型液晶/DVD/USB搭載のAVヘッドユニット

-32bit DSPオーディオプロセッサや薄型サブウーファも


AVヘッドユニット「IVA-D800J」

 アルパインは、カーAVの新製品として、7型液晶搭載のAVヘッドユニット「IVA-D800J」とオーディオプロセッサ「PKG-H800」を5月下旬に発売する。価格はいずれも12万6,000円。

 また、アクティブサブウーファ「SWE-1200」を6月に発売する。価格は19,950円。



■ AVヘッドユニット「IVA-D800J」

IVA-D800J

 7型/800×480ドットのタッチ液晶と、DVD、USB、AM/FMチューナ、50W×4chアンプなどを備えたAVヘッドユニット。USBはiPhone/iPodとの接続も可能で、動画や音楽などを再生できる。DVD部はDVD±R/RWに収めたMP3/AAC/WMA/DivXの再生にも対応する。DVDオーディオの2chダウンミックス再生も可能。

 電源部にMOS FETパワーICを搭載するほか、キャパシタやレジスタなどに高級オーディオパーツを使用し、高音質化を図っていることが特徴。銅メッキシャーシも採用し、外部からのノイズ侵入も防ぐという。搭載DACは24bit。

 6チャンネルのタイムコレクションや7バンドグラフィックイコライザ、5バンドパラメトリックイコライザ、ハイパス/ローパスフィルターコントロールも搭載。さらに、独自のサウンド空間調整機能「IMPRINT」にも対応する。AUX入出力や、3プリアウト/2プリインなどを備える。



■ オーディオプロセッサ「PKG-H800」

PKG-H800。左が本体、右が専用コマンダー

 24bit DACや、32bit浮動小数点演算のDSPなどの高品質パーツを使用し、車室内に快適な音響空間を創造するというオーディオプロセッサ。走行ノイズをリアルタイムにデジタル処理で除去するロードEQも搭載する。

 32bit DSPにより、高精度なタイムコレクションやデジタルクロスオーバーを実現。タイムコレクションは最大8チャンネル、0.05ms単位で0~20msまで調整可能。デジタルクロスオーバーは0~-36dB/oct、6段階の調整が行なえる。

 グラフィックイコライザはフロント/リア/センターそれぞれ31バンド、サブウーファ10バンドで設定可能。パラメトリックイコライザはフロント/リア/センターが10バンド、サブウーファが5バンド。

 付属のPCソフトにより、PCでの設定も可能。グラフィカルなインターフェイスで設定でき、複数のセッティングパターンを保存することもできる。そのほか、手元でH800をコントロールできる専用コマンダーも同梱する。

 ドルビーデジタルとDTSの5.1chや、ドルビープロロジックIIのデコードに対応。SN比は、RCA入力が102dB以上、デジタル入力が110dB以上。チャンネルセパレーションは90dB。歪み率は0.01%。外形寸法と重量は、本体(PXA-H800)が169×215×50.8mm(幅×奥行き×高さ)、1.35kgで、専用コマンダーの「RUX-C800」が161×28×40mm(同)、0.11kg。



■ サブウーファ「SWE-1200」

SWE-1200

 フロントシートの下に設置できる高さ75mmのサブウーファ。低音をユニットから前方へ放射するフロントロード式の20cm薄型ウーファユニットを搭載し、車のシートによる低音の減衰を最小化するという。アンプは別筐体で、最大出力は150W。

 クロスオーバー周波数は50~125Hz可変。外形寸法と重量は、スピーカーボックスが280×220×75mm(幅×奥行き×高さ)、2.55kg。アンプ部が140×85×30mm(同)、0.35kg。ゲインと位相を調整できるリモコンが付属する。



(2012年 5月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]