KEF、50周年記念のニアフィールドモニター「LS50」
-ペア115,500円。新開発UniQドライバ採用
ニアフィールドモニタースピーカー「LS50」 |
KEF JAPANは、英KEFの50周年記念モデルとして、ニアフィールドモニタースピーカー「LS50」を6月下旬に発売する。価格はペアで115,500円。
モニタースピーカーの銘機として知られる「LS3/5a」の後継として開発されたモデルで、最新フラッグシップスピーカー「Blade」の最新技術も投入されている。
同軸2ウェイのバスレフスピーカーで、ユニットには新開発の2ウェイUniQドライバを採用。「UniQ」はKEF独自の同軸ユニットで、ウーファ部のコーンにはマグネシウムとアルミニウムの合金を使用。エッジには独自のZフレックスを使用しツイータ部のスムーズな音の流れを実現するという。ウーファは130mm径。
ツイータは25mm径で、ネオジウムマグネットを使ったアルミドーム型。音の拡散を高める工夫として、タンジェリン・ウェーブガイドと呼ばれる形状を採用している。また、背圧を逃がすベンテッド構造も搭載している。
バッフルは強圧力成型されており、高硬性と強度が特徴。表面はラウンド形状になっており、音のスムーズで均等な発散を計算して作られた形状だという。バッフルはボルトでキャビネットの背面部分に4点で固定。内部には制振材を含む3重構造のブレーシングがあり、内部で十の字に交わり、ドライバのマグネットやフレームに直結。振動を抑えている。
周波数帯域は47Hz~45kHz(-6dB)、周波数特性は79Hz~28kHz(±3dB)。クロスオーバー周波数は2.2kHz。ネットワークには高音質なパーツを投入。高域用と低域用の基板は相互に干渉しないよう、離れて設置されている。インピーダンスは8Ω。
バスレフポートは背面に備え、低域のチューニングは「限りなく密閉に近くなるように設計された」という。また、中域へのポートの影響を排除するため、楕円状のポート内部は2重構造としており、中央にラバーポートを配置している。
外形寸法は200×278×302mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.2kg。
(2012年 5月 31日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]