ナスペック、電源分離型のKingRex製ヘッドフォンアンプ
-プリアンプ利用可能な「HQ-1」。実売10万円
ナスペックは、台湾KingRex製のヘッドフォン/プリアンプ「HQ-1」を6月1日より発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。フロントパネルは、レッドとブラックを選択できる。
HQ-1 レッド プリアンプ部 | HQ-1 レッド 電源部 |
HQ-1 ブラック プリアンプ部 | HQ-1 ブラック 電源部 |
電源部をシャーシから取り出した電源分離型ヘッドフォンアンプで、プリアンプとしても利用可能。プリアンプ部は、ヘッドフォン出力(ステレオ)とアナログ音声(RCA)の2系統を備え、フロントパネルのボタンで切り替え可能。ダイナミックレンジは110dB、SN比は115dB、出力インピーダンスは8Ω。
プリアンプ部内部 | プリアンプ部背面 |
電源部背面 |
電源分離型とすることで、ノイズや歪みから隔離。電源切替器はオーディオクラスのリニア電源で、トロイダル変圧器を内蔵し、回路には日本ケミコンのキャパシタ8個、合計25,100uFを搭載して電源の安定供給を確保している。
東芝の低ノイズトランジスタ「A970/C2240」や、内部抵抗の低いことで知られる日立「MOSFET 2SK214」などオーデイオクラスのパーツを採用。フィルターコンデンサは、Panasonic のアルミ製FMクラスを用いて音の背景の透明感とバランスを強調いている。ヘッドフォンジャックやRCA端子、XLRケーブルコネクタはNeutrik製。内部配線はPCOCC、ボリュームつまみはALPS製。
消費電力は10W以下。外形寸法/重量はプリアンプ部が185×175×53mm(幅×奥行き×高さ)/1kg、電源ユニットは185×150×53mm(同)/1.7kg。
(2012年 6月 4日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]