DTSのカーオーディオ向け5.1ch音声技術が、三菱「デリカ D:5」に採用。国内初


デリカD:5 G-Premium(4WD)
 米DTSは12日(現地時間)、カーオーディオ向けの音響技術 DTS Neural Surroundが、三菱自動車工業のミニバン「デリカ D:5」に採用されたと発表した。日本の自動車メーカーでは初採用となる。

 DTS Neural Surround技術は、ポータブルプレーヤーやスマートフォン、CDなどのステレオ音声コンテンツをアップミックスして5.1chで再生するというもの。DTSは同日に三菱自動車とパートナーシップを締結。日本国内で7月に発売される「デリカ D:5」のアップグレードオーディオシステムに、同技術を提供することが決まった。なお、三菱自動車は、今後グローバルで発売する車両にもDTS Neural Surroundを採用していく方針。

 DTSは、「タブレットの使用が一般的になり、スマートフォンが従来の通信デバイス以上に活用されているため、このような機能の重要性が高まっている。DTSの技術は、ステレオとサラウンドサウンドオーディオ間のシームレスな変換を可能にし、最高のカーオーディオ体験を提供する」としている。



(2012年 7月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]