パナソニック、電車や海外旅行にも対応した「旅ナビ」

ワンセグ対応。自転車向け「サイクルゴリラ」も


旅ナビ「CN-SG520L」、「CN-SG520D」

 パナソニックは、ポータブルナビ「旅ナビ」の新機種として、ワンセグも視聴できる「CN-SG520L」、「CN-SG520D」を10月12日に発売する。製品としては同じもので、家電ルートで販売されるモデルは「CN-SG520L」、カー用品ルートでは「CN-SG520D」となる。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。

 また、ワンセグなどのAV機能は搭載していないが、自転車用のポータブルナビ「サイクルゴリラ」も10月12日に発売される。「CN-MC02L」(家電ルート)、「CN-MC02D」(カー用品ルート)で、価格はオープン。店頭予想価格は4万円前後。




■旅ナビ

海外でも自分の位置が表示できる

 5型、272×480ドットの液晶ディスプレイを備えたポータブルナビ。ワンセグチューナも備え、別売のSD/SDHCメモリーカードに録画する事も可能。DIGAやVIERAの番組持ち出し機能にも対応しており、これらの機器でSDカードに録画したテレビ番組を旅ナビで再生できる。

 SDカード内のMP3/WMA音楽ファイルの再生もサポート。モノラルスピーカーとステレオミニのヘッドフォン出力も備えている。

 「旅」をテーマにしたナビで、国内向けポータブルナビでは初めて、海外旅行用に海外ガイドブックデータを収録。ソウル、パリのガイドブックデータをプリインストールしているほか、その他8都市はネットや通信販売で購入する事ができる。海外でも、ユーザーがいる位置をGPSで測位し、日本語対応の電子地図上に表できる。海外では電話番号や住所からの目的地検索、歩行ルートの探索やガイダンス機能、カーナビ機能、ワンセグの受信・録画などは行なえない。ただし、目的地への直線の方向線のみ表示する事ができる。

 国内では、徒歩用ナビとして使えるほか、徒歩と電車を組み合わせたルート案内も可能。電車の乗り換えも含めて、ユーザーを目的地に案内する「電車でおでかけ」機能が利用できる。「るるぶDATA」約160冊分、約63,000件のガイドブックデータも収録する。

 有効画素数約200万画素、1/4型CMOSセンサを使ったデジカメも備えており、街並みを撮影すると、画面上に進むべき方向を矢印で表示する「街並みスコープ」機能も利用できる。静止画撮影も可能で、写真に位置情報を付加し、地図上にカメラマークで表示できる。記録はSD/SDHCメモリーカード。

 付属の車載用吸盤スタンドを使うことで、カーナビとして使う事もできる。

 ナビ用データとして、16GB microSDHCカードに歩行用詳細地図を収録。階段、歩道橋、公園や駅構内を通るルートも設定が可能、歩行用地図には全国約1,000都市 10m縮尺の市街地図を収録。カーナビ用のデータも収録している。

 外形寸法は152×92×18.5mm(縦×横×厚さ)。重量は約250g。充電所要時間は約3時間で、連続使用時間はナビで約2時間40分、省電力モードのナビで約6時間。ワンセグ利用時は約2時間50分。




■サイクルゴリラ

 自転車向けのポータブルナビ。従来モデル「CN-MC01L」から、充電池の容量を約50%アップし、通常使用モード時でも約6時間の連続使用を実現。「省電力2」モードでは最大約22時間30分の連続使用が可能。さらに、アウトドアでの使用を前提としたIPX5相当の防滴仕様(表面に圧力がかからない状態で水滴が付着する程度での水の浸入を防ぐ)になっており、自転車でのロングツーリングに対応できる。

サイクルゴリラ使用イメージ

 画面サイズは4.3型で、解像度は272×480ドット。外形寸法は81×117.8×23mm(縦×横×厚さ)で、重量は約235g。自転車取り付け用クレードルと、車載用吸盤スタンドを同梱。徒歩やカーナビとして使う事もできる。

 サイクルコンピュータ機能も備え、走行距離、走行時間、消費カロリーも表示可能。外部サイトで公開されているサイクリングコース(KMLファイル)を取り込んだり、走行したルートのGPSログをSDカードに保存する事も可能。ケイデンス(ペダル回転数)を設定し、効率的なペダリングのトレーニングに使える「ケイデンスメーカー」、や、ラップタイムや区間距離を計測する「ストップウォッチ」機能なども備えている。


(2012年 9月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]