JVC、DLNA/AirPlay対応ウッドコーンオーディオ「EX-N5」

実売8万円。無線LANも搭載


 JVCケンウッドは、JVCブランドのウッドコーンオーディオシステム2モデルを10月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス。ネットワーク対応の上位モデル「EX-N5」は10月中旬に発売し、店頭予想価格は8万円前後。ネットワーク機能を省いた「EX-N1」は10月上旬発売で、6万円前後。

EX-N5EX-N1

 いずれも、ウッドコーンによる8.5cmフルレンジユニットを採用したオーディオシステム。小口径のフルレンジスピーカーならではの定位感の良さと、キレのある表現が特徴という。スピーカーのキャビネットはフロント、天板、底板にチェリーの天然無垢材を採用。メインマグネットを従来機より大型化することで、躍動感ある低域を実現したという。スピーカー部の外形寸法は120×246×161mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg(1本)。

 EX-N5は、IEEE 802.11b/gの無線LANを搭載し、DLNAなどのネットワーク機能に対応。DLNA 1.5により、無線LAN経由でAndroid端末やパソコン、NAS(LAN HDD)に蓄積した音楽コンテンツを出力できる。AirPlayにも対応し、パソコンのiTunesやiPhone/iPod/iPadなどの音楽をストリーミング再生可能となっている。また、EX-N5では内部に真鍮ニッケルメッキワッシャや銅ワッシャを採用しているほか、トップカバーとフロントパネル勘合部への振動吸収部材を追加採用することで、音楽空間表現力や低重心な低音再生などを実現したという。

 アンプ部の仕様は、ネットワーク対応と一部高音質化技術を除き、EX-N5/N1共通。音楽CDと、iPhone/iPod用Dockコネクタ(30pin)、USBなどを装備し、iPhone/iPodなどのデジタル音声出力に対応する(USB/Dock)。FM/AMチューナも搭載。iPadはUSBで接続可能で、iPad用のスタンドも付属する。

 出力は50W×2ch。シャーシは異種金属組み合わせにより共振を分散しており、インシュレーター取付部に、銅メッキネジと真鍮ニッケルメッキワッシャを採用。ボトムシャーシとフロントパネルの固定部分に銅メッキネジを、リアパネル部に、アルミワッシャ、銅ワッシャ、銅メッキネジを採用している。フロントパネルとボリュームノブはアルミ製。また、トップカバーとフロントパネルの勘合部に振動抑制スペーサーを採用し、ガタツキを抑制。ピアニシモの表現力や楽曲の分離を向上しているという。

 消費電力は40W(待機時0.4W)。アンプ部の外形寸法は223×338×96mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg(EX-N5)/2.8kg(EX-N1)。リモコンやFMアンテナ、iPadスタンドなどが付属する。



(2012年 9月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]