ベンキュー、1m先に95型投写可能な3D DLPプロジェクタ

実売84,800円の「MW817ST」


MW817ST

 ベンキュージャパンは、3D表示対応の超短焦点DLPプロジェクタ「MW817ST」を、10月4日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は84,800円前後。カラーはパールホワイト。

 1,280×800ドットのDMDパネル搭載で、1m先に95型の投写を可能としているのが特徴。アスペクト比は16:10で、輝度は3,000ルーメン、コントラスト比は13,000:1。レンズは固定焦点で、投写サイズは50~300型。中間色の輝度をコントロールして色彩深度を向上させる「BrilliantColor」や、ベンキュー独自の6色カラーホイールを採用した。

 DLP Link方式の3D映像表示に対応。オプションの3Dメガネ「3DGS-01」を用意することで3D映像視聴が可能となる。ただし、NVIDIA Quadroシリーズのグラフィックカード搭載PC/DVDプレーヤーと120Hzのリフレッシュレートで接続する必要がある。HDMI接続での3D表示や、Blu-ray 3Dの視聴には対応しない。

背面

 映像入力はHDMI(v1.3)と、S映像、コンポジットが各1系統で、アナログRGB(D-Sub 15ピン)は2系統。音声入力はRCAが1系統で、ステレオミニが2系統。出力10Wのスピーカーを内蔵する。出力は映像がアナログRGB(D-Sub 15ピン)、音声はステレオミニの各1系統。そのほか、Ethernetを備え、LAN接続による操作が可能。PJ Linkによる一括制御にも対応する。RS-232C端子やミニUSB端子(タイプB)も備える。

 コンテンツの輝度レベルを自動検出することで、一律にランプの輝度を落とすのではなく30%~100%の範囲で調整できるという「Smart Eco」モードを備える。このモードでは光源ランプの寿命が最大6,500時間になり、効果的な消費電力の削減が可能としている。

 電源が供給されると自動的に起動する「ダイレクトパワーオン」や、電源OFF後すぐに電源ケーブルを抜いて片付けられる「ダイレクトパワーオフ」機能に対応する。騒音は29dB(エコノミー)/36dB(標準)。消費電力は最大275W(待機時1W)。外形寸法は287.3×232.6×114.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.8kg。リモコンなどが付属する。


(2012年 9月 28日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]