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「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」予告編。シリーズ初“ナヴィのヴィラン”登場
2025年7月29日 11:25
12月19日に日米同時公開されるジェームズ・キャメロン監督の最新作「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」の予告映像が公開された。これまでの「アバター」シリーズで描かれてきた神秘の星パンドラの美しい森や海から一変して、灰が舞う火山での新たな種族との出会いが映し出されている。
2009年公開の「アバター」(全世界歴代興行収入ランキング1位)、そして2022年公開の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(同3位)に継ぐ、シリーズ第三作目で、この予告編は、7月25日から劇場限定で先行上映されてきたもの。
ジェイク・サリー家とともに人類の侵略に立ち向かった、海の部族“メトカイナ族”の部族長・トノワリ(演:クリフ・カーティス)、妻のロナル(演:ケイト・ウィンスレット)、ロアクと心を通わせるツィレヤ(演:ベイリー・バス)や、海の巨大な生物・トゥルクンなど、馴染みのキャラクターが前作に引き続き登場。
今回新たに登場する、空に浮かぶエイのような姿かたちをした生物がクラゲの気球を運び、サリー家を乗せて新天地へと誘う。
新たに出会うのは、自然と共生してきた“森の民”や“海の民”とは違い、自然に裏切られた経験から憎悪を募らせているとされる“アッシュ族”。火口域に住むアッシュ族の民が、指先で炎を操る姿も収められ、火に関係する部族であることがうかがえる。
シリーズ初となる“ナヴィのヴィラン”の登場で、なぜ彼らは敵対することになってしまったのか謎は深まる。
また、パンドラのすべての生命体と繋がり、ナヴィに女神と称される<エイワ>と関係を持つ、特別な力を秘めたキリがロナルに「あなたに力があるならやりなさい」と告げられる場面も映し出されている。
そのほか“アッシュ族”を率いるリーダー・ヴァランが「お前の女神は、ここでは何の力も無い」とキリに吐き捨てる、意味深なセリフも……。そしてジェイクと因縁の仲である、クオリッチ大佐が率いるスカイ・ピープル(人間)も再来し、クオリッチとアッシュ族が接近する様子もうかがえる。
さらに、映像では父のジェイクと次男ロアクが衝突する姿や、長男ネテヤムを殺したスカイ・ピープルに憎悪を募らせ、クオリッチの息子でもある戦争孤児のスパイダーにさえ憎しみの目を向けるネイティリに対し、ジェイクが「憎しみを抱えて生きてはいけない」と諭すシーンも。
今作について、ジェームズ・キャメロンは“火”を憎しみ・怒り・暴力、“灰”を悲しみや喪失と捉え、終わりない悪循環をタイトルに込めたと明かしているが、新たな脅威に立ち向かうサリー家の運命は一体――。果たして家族とパンドラを守り抜くことはできるのか?
予告編の公開に先駆けて、先日には最新作を楽しみに待つファンが集結し、一足先に“日本最速”で予告編を鑑賞するイベントも行なわれた。
ナヴィやクオリッチ大佐風のメイク、衣装を身にまとうなど熱量の高いファンが集まったなか、興奮冷めやらぬ様子で「冒頭から鳥肌がとまらない!」、「新しい種族の登場に期待!」「圧倒的な映像美に終始興奮」、「今まで明かされてなかった秘密も紐解かれたら嬉しい!」「まだまだ謎だらけだけど面白い事は”確実”とみた」「やばい楽しみ!」「 圧倒的大傑作の予感!!!!!!」と絶賛のコメントや、ヴァランは果たして敵なのか、最終的に味方になるのか……など、早くもさまざまな考察も飛び出したとのこと。
またジェームズ・キャメロンは、「アバター」シリーズを愛する日本のファンに向けて「長年に渡りこの映画を支持していただき、心から感謝しています。みなさんをまた、パンドラに招待できるのが待ち遠しいです。サリーの家族の物語は続きますが、新たなキャラクターたちも登場し、パンドラの世界がさらに広がります。みなさんの予想を裏切る形で。私やスタッフ&キャストにとって、これらの映画を生み出すことは最高の体験です。映画を愛するみなさんのためにこの映画を作っているからです」とラブコールを贈った。