ヤマハ、Bluetooth/iPod対応コンポ2機種

アプリからアラーム設定。CD/ラジオ装備


MCR-B142の使用イメージ

 ヤマハは、Bluetoothレシーバを内蔵し、iPod用Dock(30ピン)を天面に備えたコンパクトなオーディオ2機種を11月下旬に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は、スピーカーとメインユニットが分離する「MCR-B142」が4万円前後、一体型の「TSX-B232」も4万円前後。

 カラーバリエーションは、「MCR-B142」がホワイト(W)、ブラック(B)、オレンジ(D)、ダークグレー(HD)、ピンク(P)、レッド(R)、パープル(V)、グリーン(G)、イエロー(Y)、ライトブラウン(TL)の10色。「TSX-B232」はホワイト(W)とブラック(B)の2色を用意する。


MCR-B142のカラーバリエーション一体型の「TSX-B232」
TSX-B232の使用イメージMCR-B142は10色のカラーバリエーションを用意する

 どちらのモデルも天面にiPod用Dock(30ピン)を搭載。iPhone/iPodからデジタル再生ができるほか、Bluetooth Ver.2.1+EDRのレシーバも備え、iPhoneやAndroidスマートフォンなど、Bluetooth対応機器とのワイヤレス接続にも対応する。プロファイルはA2DP/AVRCP対応。コーデックはSBC/AACをサポート。SCMS-T方式にも対応し、携帯電話で受信したワンセグの音声なども再生できる。

 天面のDockの対応プレーヤーは、第2~第6世代のiPod nano、iPod touch、iPhone 3G/3GS/4/4S。また、USB端子も備えており、iPod/iPhone/iPadなどを接続し、デジタル再生や充電もできる。さらに、アナログ音声入力も1系統用意する。

 CDプレーヤーも内蔵。音楽CDに加え、MP3/WMAファイルを記録したCD-R/RWの再生も可能。圧縮音楽を補間再生する「ミュージックエンハンサー」機能も備えている。

MCR-B142は、スピーカーとメインユニットが別体になっているMCR-B142の背面。AUX入力も装備するMCR-B142に付属するリモコン

 さらに、両モデルともiPhoneからの操作に対応。10月中旬以降にリリースされる、ヤマハのデスクトップオーディオ専用アプリ「DTA Controller」(無料)をiPhoneにインストールすると、iPhoneをリモコンのように使い、コンポを操作できる。選曲や本体の電源OFF、入力切替も可能。

 AM/FMラジオも搭載。また、両モデルはアラームも備えているが、時刻や音源ソースの曜日毎の設定など、細かな調整もアプリから行なえる。なお、Android OS版は2013年春に提供予定。

 「MCR-B142」はスピーカーとメインユニットが分離するタイプだが、レシーバとスピーカーの高さを11cmに揃える事でスタイリッシュなデザインを実現。ユニットは、11cm径のフルレンジタイプを採用。

 エンクロージャはバスレフ。再生周波数帯域は50Hz~20kHz。外形寸法と重量は、メインユニットが180×273×127mm(幅×奥行き×高さ)で、2.7kg。スピーカーが129×250.5×125.5mm(同)で、1.7kg。リモコンが付属する。消費電力は30W。

 「TSX-B232」は一体型筺体タイプで、ベッドサイドなどへの設置を想定。木目を取り入れ、インテリアと馴染みやすい優しい風合いのデザインを採用。筐体も丸みを帯びている。

 内蔵スピーカーは8cm径フルレンジ。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。外形寸法と重量は、370×230×110mm(幅×奥行き×高さ)で、3.9kg。リモコンが付属する。消費電力は30W。

TSX-B232TSX-B232の側面TSX-B232の背面
アプリからアラーム設定や再生制御をしているところ


(2012年 10月 11日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]