加賀ハイテック、スマホ対応の無線LAN SD/USBストレージ
デジカメ写真などを転送。無線LANアクセスポイントにも
MeoBankSD |
加賀ハイテックは、SDカードの動画/静止画/音楽などをスマートフォンで再生/保存できる無線LAN搭載ポータブルストレージ「MeoBankSD」(MBSD-SUR01W)を11月26日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,980円前後。
SD/SDHC/SDXC対応カードスロットとUSB端子を備えた、スマートフォン/タブレット向けのワイヤレスストレージ。本体にIEEE 802.11b/g/nの無線LANを内蔵し、デジカメで撮影した動画/静止画や、PCの音楽/オフィス文書などを、スマートフォンなどで再生/閲覧可能。これらの端末へ写真をダウンロードして保存し、SNSなどに活用できる。
iOS端末向けにファイル再生/保存用のアプリ「MeoBankSD」をApp Storeで無償公開しているほか、iOS/Android端末やパソコンのWebブラウザからもSDカードのファイルにアクセスできる。USBメモリもストレージとしても認識できるほか、パソコンとUSB接続してSDカードリーダー/ライターとしても使える。
SDスロット/USB端子を装備 | iOSアプリからSDカード内の写真などにアクセスできる | 接続手順 |
Ethernetも装備 |
iOSアプリから利用する場合、SDカード/USBメモリ内のファイルを複数選択して同時に保存することも可能。逆に、iOS端末のカメラロールにある静止画/動画をMeoBankSDに保存することもできる。そのほか、DropboxやEvernote、GoodReaderといった外部アプリ/サービスへSDカードなどのファイルをアプリ経由で保存可能。この場合は動画/静止画/音楽など異なるファイルも同時に保存できる。
ユニークな機能として、背面にEthernet端子を備え、無線LANアクセスポイントとして利用可能。出張先のホテルなどにある有線LANケーブルをMeoBankSDに接続し、無線LANを利用できる。無線LANのリピーター機能も備えており、MeoBankSD本体がインターネットに接続していれば、スマートフォンなどでもインターネットとSD/USBリーダー機能を同時に利用できる。
リチウムイオンポリマー充電池を内蔵し、連続使用時間は約3時間、充電は約2時間。外形寸法は57×51.1×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は56g。USBケーブルなどが付属する。
活用シーンの例。観光先でデジカメの写真をスマートフォンに保存してSNSへアップロード | 移動中に、カメラの写真や動画などを再生 | 宿泊先で、無線LANアクセスポイントとして利用 |
SDカード内の写真を保存 | 複数選択して同時保存することもできる | 他のアプリへ保存することも可能 |
■ モバイルバッテリ「MeoPower」なども発表
加賀ハイテックの松浦耕二氏 |
同社は20日、TAXANブランドの新製品発表会を開催。「MeoBankSD」のほかにも、「Siri」に対応したBluetoothスピーカー「MeoSound SR」(オープンプライス/店頭予想価格4,980円前後)や、モバイルバッテリ/USB充電器などの「MeoPower」シリーズも11月26日に発売する。なお、「MeoSound SR」については別記事で紹介している。
加賀ハイテックの常務取締役 事業推進本部長の松浦耕二氏は、'80年代のPCモニタでスタートしたTAXANブランドのこれまでを振り返りつつ、スマートフォン/タブレット、ウルトラブック周辺機器を今後強化していくことを表明。「せっかくスマートフォンやタブレットなどがおしゃれなデザインになっているので、周辺機器はワイヤードでは無く、カッコよく持ち運んでいただきたい。今後も、おしゃれでカッコいい周辺機器を、少しユニークな機能を持ったものを中心に出していきたい」と述べた。
(2012年 11月 20日)
[AV Watch編集部 中林暁]