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YouTube、六本木に利用無料の撮影スタジオを15日オープン

本格的な撮影/編集設備。パートナーのクリエイター支援

「YouTube Space Tokyo」のスタジオ1

 Googleは、日本やアジアのクリエイターの創作活動と世界進出を支援するというスタジオ施設「YouTube Space Tokyo」を、六本木ヒルズ内に2月15日にオープンする。

 ロンドン、ロサンゼルスに続き、世界で3カ所目となるスタジオ。映像、演劇、ビデオブログ、音楽、コメディ、ヘアメイクなどの分野で活躍するクリエイターの本格的な映像制作をサポートするとしている。利用は無料だが、YouTubeパートナープログラムへの申し込みや、YouTubeスタッフとのスケジュール/撮影内容の調整が必要。制作した動画はYouTubeで公開される。

 既にYouTubeで活躍しているパートナーや、これからYouTubeで創作活動を展開しようと考えるクリエイターを対象としており、撮影スタジオやグリーンスクリーン、レコーディングスタジオ、編集室などの施設と、最先端の映像制作用機器を用意する。

受付

 「スタジオ1」の広さは9.2×12.8m(118.6m2)で、「スタジオ2」は、7.5×9m(64.8m2)、「スタジオ3」は5.9×5.2m(29.6m2)。カメラはパナソニックの「HPX375」やキヤノン「C300」、「C100」、「XF305」、「XF105」、「EOS 5DmarkIII」を用意。楽器/ボーカル用のマイクも備える。そのほか、ジブ(撮影用クレーン)やプロンプター、ライト、DSLRリグ、グリップ(照明スタンド、サンドバッグ、箱馬、リフレクター)なども利用できる。コントロールルームにはスイッチャーやインカムパネル/モニターを用意。5.1chサラウンドにも対応する。BD/DVD/CD録音も可能。編集ルームには、Mac Pro 6台(SSD付き)を用意し、ソフトはFinal Cut XやAdobe CS6、AVIDを利用できる。

 スタジオや編集室以外にも、セミナーや上映会などを行なえるトレーニングルームや、ラウンジ/ミニキッチンなどの交流スペースも用意。クリエイター同士のコラボレーションを推進し、よりユニークで質の高い動画の制作を促すという。「アスリートにとってのトレーニング施設のように、YouTube Spaceはクリエイターにとって、人気のチャンネルを育てるための養成所として、本格的な映像制作の技術を学ぶために活用いただける」としている。

スタジオ2
スタジオ3
コントロールルーム
編集室
ミーティングスペース
交流スペースとしても利用できるミニキッチン

(中林暁)