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有料動画配信サービス利用率は5.8%。インプレスR&D調査

性年代別動画配信サービスの利用率

 インプレスR&Dのインターネットメディア総合研究所は、動画配信ビジネスの動向調査レポート「動画配信ビジネス調査報告書2013」を発表した。有料動画配信サービスの利用率は5.8%で、最も利用者が多い層は30代男性。

 調査はインターネット利用者を対象とし、1月18日~30日に実施。有効回答数は973~1,082。報告書は2月14日より販売開始し、価格は71,400円。CD-ROM(PDF+Excel)やCD+冊子版も用意する。

 有料動画配信サービスの利用調査では、「3カ月以内に有料の動画配信サービスを利用したことがある」と回答した人が5.8%となった。有料動画配信の利用が限定的なのに対し、「無料の動画のみを利用したことがある」との回答は65.9%を占めている。年代別では、有料利用率が最も高いのが30代男性で11.9%、ついで50代男性の9.1%、20代男性の8.9%。女性では40代の5.7%が最高となっている。

 有料動画配信サービスの視聴環境は「パソコン」が67.9%でトップ。ついでスマートフォンの27.1%、テレビが17.3%となる。34.1%のユーザーはマルチデバイス(複数環境)での視聴を行なっている。

 課金方式については、定額制サービスの加入者が72.3%、都度課金は52.8%となっている。Huluをはじめ、概ね月額1,000円のサービスが多いこともあり、定額料金で最も比率が高いのは「900円~1,500円未満」との価格帯となっている。

(臼田勤哉)