ニュース

4K対応/デジタル一眼制御可能な「VideoStudio Pro X6」

イーフロンティアから。自動追尾でモザイク適用も

「VideoStudio Pro X6」のパッケージ

 イーフロンティアは、コーレルのビデオ編集ソフト「VideoStudio Pro X6」と、「VideoStudio Ultimate X6」を3月22日に発売する。パッケージの通常版価格は、Proが15,540円、Ultimateが20,790円。ダウンロード版はProが13,440円、Ultimateが17,640円。

 アップグレード版や特別優待版なども用意しており、詳しい価格は以下の通り。

種類ソフト名価格
パッケージ版VideoStudio Pro X6 通常版15,540円
VideoStudio Pro X6 アップグレード版8,379円
VideoStudio Pro X6 特別優待版10,290円
VideoStudio Pro X6 アカデミック版8,190円
VideoStudio Ultimate X6 通常版20,790円
VideoStudio Ultimate X6 特別優待版/アップグレード版15,540円
VideoStudio Ultimate X6 アカデミック版12,390円
ダウンロード版VideoStudio Pro X6 通常版13,440円
VideoStudio Pro X6 アップグレード版7,329円
VideoStudio Ultimate X6 通常版17,640円
VideoStudio Ultimate X6 アップグレード版13,440円
左から、イーフロンティアの安藤健一代表取締役、コーレルのリテールチャンネルグループマーケティング部の今澤浩之部長。今澤部長が手にしているのが、パッケージ版に付属する説明書

 イーフロンティアの安藤健一代表取締役は、今回のバージョンの特徴として、「日本サイドから、日本のユーザーの声をコーレルに届け、反映してもらった機能が多い。テレビ放送のような演出を手軽に加える事ができ、プロが編集したような動画が作れる」とする。

 なお、Pro版とUltimate版は、編集ソフトとしての機能は共通だが、Ultimate版には、筆記体やタイプライター効果などのタイトルアニメーション、高機能な色/階調補正、手ブレ補正、150種類以上の追加フィルタ/トランジションを追加したバージョンとなる。

VideoStudio Ultimate X6 通常版

 Pro/Ultimateに共通する新機能として、「モーショントラッキング」を追加。映像の中で動く、子供や動物などをオブジェクトとして指定し、その動きを抽出。例えば、走る子供に、漫画のフキダシのように「待って~」などのセリフを追加。そのフキダシを、子供の動きに自動的に追従させる事ができる。

 また、トラッキングしたオブジェクトに対して、モザイクをかけることもでき、背景に写っている人のプライバシー保護にも活用できるという。

自転車の動きを検出しているところ
トラッキングしたモーションに合わせて、画像を表示しているところ
動画やフラッシュなど、動きのあるエフェクトをオブジェクトに追従表示させる事もできる
モーショントラッキングは複数のオブジェクトに対して可能。追従が外れてしまった時は、ユーザーが修正できる

 なお、オブジェクトのモーションは抽出するだけでなく、あらかじめ用意されたテンプレートも利用できるほか、ユーザーが作成する事も可能。移動だけでなく、回転、歪み、影から反射までを指定できる。

 新機能の「変速コントロール」は、再生速度を手軽に変更できるもので、例えばバイクがジャンプ台を飛ぶ時に、飛んでいる間だけをスローモーションにするといった演出が、キーフレームの再生速度を設定するだけで行なえる。

字幕エディターで字幕テロップを入れているところ。音声認識を使い、あらかじめ言葉がある部分をピックアップしてくれる

 「字幕エディター」は、字幕挿入を補助するもので、ソフトが映像の音声部分を自動検出。声が出ている部分をリスト表示し、ユーザーはそこから選択して文字を入力するだけで、テロップが完成する。字幕用の文字データをsrt拡張子のファイルとして書き出したり、読み込んだりする事も可能。

4K対応やカメラ連携機能も

USB接続したカメラを、PCから制御してコマ送り動画などが作成できる

 入力、編集、書き出し対応の映像解像度に制限は設けられておらず、4,096×2,304ドットや、3,840×2,160の4K動画にも対応。AVCHD 2.0もサポートしており、編集した動画をAVCHD形式でSDメモリーカードに書き戻し、ビデオカメラで再生させる事もできる。

 デジタル一眼レフとの連携も可能。USBケーブルでカメラとPCを接続。PCのVideoStudioからカメラを制御して撮影が行なえ、ホワイトバランスなどの調整も可能。撮影間隔なども指定でき、撮影した静止画は、動画として保存でき、編集も可能となっている。

 なお、現時点ではキヤノン製のデジタル一眼レフに対応。対応モデルはイーフロンティアのページで案内されるほか、対応製品の増加も予定している。

発売記念キャンペーン

 発売を記念し、「家族の日常を想い出に残そう!」キャンペーンも実施。VideoStudio X6を購し、それを用いて編集したビデオを応募すると、賞品などが当たるというもの。3月22日から1年間開催され、最優秀賞は「家族でハワイ旅行」が当たる。賞品はその他にも用意されており、詳細はイーフロンティアの専用サイトにて。

(山崎健太郎)