ニュース

フォステクス、新アクティブスピーカー「PX-5」

デジタルFIRフィルタ採用2ウェイ。バランス入力

PX-5

 フォステクスは、13cmウーファ搭載したアクティブスピーカー「PX-5」を4月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39,900円(1台)。

 2ウェイバスレフ方式のアクティブスピーカー。ウーファはアラミド繊維混合の13cmダイアフラムで、不要な共振を排除して安定した中低音を実現するという。ウーファのエッジにはブチルゴムを採用し、アラミド繊維のダンパーと合わせて分割共振を適度に吸収し、素直で安定した応答を可能としているという。

 ツィータは2.5cmのソフトドームでUFLC振動板を採用。ピークやディップの発生、重量過多による音圧低下などの問題を解消し、安定度の高い性能を実現しているという。

 アンプ部出力は低域が35W、高域が18W。再生周波数帯域は50Hz~20kHz、SN比は86dB、歪み率は0.1%。ネットワークにはデジタルFIRフィルタを採用し、厳密なタイムアライメントを取ることで位相干渉を小さくし、2ウェイながらフルレンジに匹敵する定位を実現したという。クロスオーバー周波数は2.5kHz。

PX-5背面

 ボリューム/トリムの調整にはロータリーエンコーダを採用。調整範囲はツイータレベルを音圧0.3dB刻みで±3dB、ウーファ側は低域ロールオフ周波数を20段階で調整可能。設定はLEDで確認できる。

 入力端子はバランス(XLR)。ACケーブルが付属し、消費電力は50W(スタンバイ時0.5W以下)。自動スタンバイ/運転機能も備えている。外形寸法は180×210×280mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5kg。

(臼田勤哉)