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フォステクス、16.5cm径ウーファ/デジタルFIRフィルタ搭載のアクティブスピーカー
(2013/12/10 12:54)
フォステクスは、16.5cmウーファを搭載したアクティブモニタースピーカー「PX-6」を2014年1月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は50,400円(1台)。
2ウェイバスレフ方式のアクティブモニタースピーカー。ウーファは、アラミド繊維混合の16.5cm径振動板をクリムゾン樹脂に浸すことにより、不要な共振を排除して安定した中低音を実現するという。ウーファのエッジにはブチルゴムを採用し、アラミド繊維のダンパーと合わせて分割共振を適度に吸収し、安定した応答を可能とした。
ツィータは2.5cm径のソフトドームでUFLC振動板を採用。ピークやディップの発生、重量過多による音圧低下などの問題を解消し、安定度の高い性能を実現しているという。
アンプ部出力は低域が50W、高域が28Wのバイアンプ構成。再生周波数帯域は48Hz~20kHz、SN比は96dB、歪み率は0.1%。ネットワークにはデジタルFIRフィルタを採用し、厳密なタイムアライメントを取ることで位相干渉を小さくし、2ウェイながらフルレンジに匹敵する定位を実現したという。クロスオーバー周波数は2kHz。
BASS調整のロールオフ周波数に連動したサブソニックフィルターにより、再生帯域外の不要な超低音ノイズをカット。サブウーファと組み合わせて使用する際に、クロスオーバー周波数付近を調整できる位相調整(0~180度/20ステップ)が可能なハイパスフィルター機能も備えている。
ボリューム/トリムの調整にはロータリーエンコーダを採用。調整範囲はツイータレベルを音圧0.3dB刻みで±3dB、ウーファ側は低域ロールオフ周波数を20段階で調整可能。設定はLEDで確認できる。
入力端子はバランス(XLR)とアンバランスの標準フォン/RCAが各1系統。ACケーブルが付属し、消費電力は65W(スタンバイ時0.5W以下)。入力信号が無い状態が約4時間続くと自動で消費電力を下げるスタンバイ機能や、電源投入時に設定された音量レベルまで徐々に大きくし、不用意な入力によりトラブルを防止するフェードイン機能を搭載する。外形寸法は208×253.3×335mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7kg。