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マッキントッシュ、32bit DAC搭載アンプ4機種
USB接続対応。デジタルプリ「D100」や管球プリも
(2013/5/21 16:14)
エレクトリは、米McIntosh(マッキントッシュ)の新製品として、32bit/192kHzのDACを内蔵し、USB接続もサポートしたアンプ4機種を6月3日に発売する。価格は、ヘッドフォンアンプ機能も搭載したデジタルプリアンプ「D100」が367,500円、管球プリアンプ「C2500」が945,000円、プリメインアンプ「MA5200」が504,000円、「MA6700」が819,000円。
D100
2chのデジタルプリアンプで、DACも内蔵。入力端子として同軸デジタル、光デジタルを各2系統備えるほか、USB入力も1系統用意。PCと接続し、32bit/192kHzまでのデータをサポート。アシンクロナス伝送で再生できる。同軸/光デジタル入力は24bit/192kHzまで。
2chの製品だが、8ch用のDACを採用しており、L/Rのそれぞれに4chのDACを割り当てるステレオクワッドバランスモードで動作する。
プリアウト出力は、固定と可変それぞれに、バランスとアンバランスを1系統用意。標準ジャックのヘッドフォン出力も備えており、「強力なヘッドフォンアンプを搭載し、ヘッドフォンにおいてもMcIntoshサウンドを堪能できる」としている。ヘッドフォンは20~600Ωに対応。
フロントはブラックのガラスパネル。入力状況などを示すディスプレイも備えている。高調波歪率は最大0.0015%。SN比は110dB。消費電力は20W。外形寸法は444.5×406.4×98mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.1kg。
C2500
「伝説的な真空管サーキットを現代のテクノロジーと融合させた」という管球プリアンプ。12AX7A双三極管を6本使用しているほか、32bit/192kHz対応のUSB DACも搭載。MM/MCカートリッジ対応のフォノイコライザも備えている。
入力端子として、同軸デジタル、光デジタルを各2系統装備。24bit/192kHzまでに対応する。さらに、USB入力も1系統備え、32bit/192kHzまでのデータに対応。アシンクロナス伝送をサポートする。
アナログ入力は、High Level入力のアンバランスを6系統、バランスを2系統。Phono(MC/アンバランス)、Phono(MM/アンバランス)も各1系統装備する。
パワーアンプへの出力は、固定出力をアンバランスとバランスで各1系統備えるほか、、可変をアンバランスとバランスで各2系統装備する。標準ジャックのヘッドフォン出力も備え、20~600Ωのヘッドフォンに対応する。
フォノイコライザの回路とプリアンプ回路には、厳選した12AX7A真空管を採用。ボリュームは、0.5dB単位、214ステップのVRV(Variable Rate Volume)電子ボリュームを採用。接点の経年変化に強いため、「長期間安定した動作ができる」とする。トーンコントロールは、個々の入力ソース毎に割当可能。
天面からは真空管が見え、グリーンイルミネーションも装備。イルミネーションを消す事もできる。前面にはブラックのガラスパネルと、ブルーアイズメーターを装備する。
高調波歪率は最大0.08%(20Hz~20kHz)。フォノゲインは60dB、High Levelゲインは15dB。SN比は100dB。レコードプロセッサループ、入力レベルマッチ、ホームシアターパススルー機能なども備える。消費電力は50W、外形寸法は444.5×457.2×193.7mm(幅×奥行き×高さ)。重量は13.8kg。
MA5200
同社プリメインの中で最もコンパクトな筐体を採用したモデル。32bit/192kHz対応のDACも搭載している。
デジタル入力として、同軸と光デジタル、さらにUSB入力も装備。32bit/192kHzまでのデータに対応する。アナログ入力は、High Level入力のアンバランスを4系統、バランスを1系統。MM対応のフォノイコライザも備え、Phono(MM)入力を1系統搭載する。
出力は100W×2ch(8Ω)。出力段素子には、電源投入時から最大パワー時までのバイアス電流を正確にコントロールできるというThermalTrakバイポーラ・パワートランジスタを採用。パワーガードやセントリーモニターなどの保護回路も備えている。
アンバランスの可変出力も1系統装備。標準ジャックのヘッドフォン出力も備え、20~600Ωのヘッドフォンに対応する。SN比は、Phono(MM)が84dB、High Levelが95dB、Power Ampが100dB。
ブラックガラスフロントパネルとブルーアイズメーターを装備。外形寸法は444.5×558.8×152.4mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は17.2kg。
MA6700
32bit/192kHz対応のDACを備えたプリメイン。デジタル入力として、同軸と光デジタル、USB入力も装備。32bit/192kHzまでのデータに対応する。アナログ入力は、High Level入力のアンバランスを5系統、バランスを1系統。MM、MCそれぞれに専用のフォノイコライザも備え、アンバランスのPhono(MM)入力、Phono(MC)入力を各1系統搭載する。
出力は200W×2ch(2/4/8Ω)。同社伝統の出力トランス「オートフォーマー」を採用し、2、4、8Ωいずれの負荷でも、10Hz~100kHzの広帯域特性を活かしたまま、各負荷に同等の出力を供給。パワートランジスタの不具合などによるシステムの損傷からスピーカーの保護も行なうという。出力段素子には、ThermalTrakバイポーラ・パワートランジスタを採用している。
標準ジャックのヘッドフォン出力を備え、20~600Ωのヘッドフォンに対応。オプションでAM/FMチューナモジュールを内蔵できる。
ホームシアターパススルー、トーンコントロール機能も搭載。アンバランスの可変出力も1系統装備。SN比はPhono(MC)が82dB、Phono(MM)が84dB、High Levelが95dB、Power Ampが100dB。
ブラックガラスフロントパネルとブルーアイズメーターを装備。外形寸法は444.5×558.8×193.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は34.1kg。