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JD、5.2型フルHD有機ELを開発。パイロットライン敷設へ
423ppi/RGBW方式。'14年春にライン稼働、量産化を検証
(2013/5/21 16:31)
ジャパンディスプレイは21日、5.2型のフルHD/1,920×1,080ドット有機ELディスプレイの開発を発表した。また、有機ELディスプレイの少量生産が可能なパイロットラインの敷設も決定した。
開発された有機ELディスプレイは、スマートフォンなどへの搭載を想定したもの。5.2型/解像度1,920×1,080ドットで、精細度は423ppi。表示方式はカラーフィルタを組み合わせた白色OLEDで、画素構成はRGBW。既報の通り、4月に開発を明らかにしており、今回正式に発表された。
同社の高精細LTPS技術や白色OLED技術、駆動技術などの導入により実現。なお、5月21日から23日までカナダのVancouver Convention Centerで行なわれる「SID(Society for information display)2013」の同社ブースに展示する予定。
このほか、同社は石川県能美郡の石川工場内に、有機ELディスプレイの少量生産が可能なパイロットラインの敷設を決定。'13年度末より設備を搬入し、'14年春に稼働する予定。今後、同ラインで開発試作を行なうほか、有機ELディスプレイの量産化に向けて材料、設備などの検証を進める。パイロットラインは4.5世代(ガラスサイズ730×920mm)で、生産能力は4,000シート/月。