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KDDI、Smart TV Box向けに「ビデオパス」を提供開始

6月中旬以降に「うたパス」、「LISMO Player」も提供

CATV用STB「Smart TV Box」

 KDDIは、Android OSを採用したCATV用STB「Smart TV Box」向けに、5月23日から映像配信サービス「ビデオパス」を、6月中旬以降に音楽配信「うたパス」と、音楽再生機能「LISMO Player」を提供すると発表した。

 「Smart TV Box」は、Androidを搭載したパナソニック製のSTBで、CATV経由で地デジなどの視聴/録画が行なえるほか、Ethernetと無線LANも備え、auスマートフォン向けに提供されている各種サービスや、インターネット上の動画配信サービスなどをテレビで楽しめるのが特徴。

 23日に開始するのは動画配信の「ビデオパス」で、月額590円で、映画やドラマ、アニメなどの旧作がテレビで見放題。新作も毎月1本追加料金無しで再生できる。また、「auスマートパス」の会員は、毎月のテーマに沿った週替わり作品を、毎週2本(月8~10本)再生でき、見放題プランへの初回加入時に30日間無料で試用ができるなどの特典がある。

 また、ビデオパスはスマートフォン/タブレット向けにもサービスを展開しているが、「Smart TV Box」で利用しているau IDを設定する事で、追加料金無しで、スマートフォン/タブレットでもビデオパスが利用できるという。

 6月中旬以降に提供する「うたパス」は、様々なチャンネルが用意され、チャンネル毎にセレクトされ、流れている楽曲を楽しむ有線放送のようなサービス。

 「Smart TV Box」向けの「LISMO Player」は、Android OS搭載のauスマートフォンで楽曲した音楽や、PCからスマートフォンに転送した楽曲を、テレビから再生するアプリ。利用するためには、スマートフォン側に、あらかじめ「Connect Play」というアプリをインストールする必要があり、スマートフォン側の対応は2013年夏モデルからとなる。発売済みの機種も含めて対応機種は順次拡大予定。

(山崎健太郎)