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月額980円のスマホ/PC音楽配信「KKBOX」、6月1日開始

「LISMO unlimited」から移行。Facebook連携も

音楽再生画面

 KKBOX Japanは、スマートフォン/PCで利用できる定額音楽配信サービス「KKBOX」を6月1日より日本国内でスタートする。料金は月額980円。2,980円の90日間プランも用意する。なお、KKBOXはKDDIの連結子会社。

 対応端末は、Android 2.1以降のスマートフォン/タブレットやiOS 5.0以上のiPhone/iPad/iPod touch、Windows XP/Vista/7またはMac OS X 10.5以上のパソコン。スマートフォン/タブレット用アプリは無料で、Google PlayやApp Store、auスマートパスにおいて提供している。

 既報の通り、「KKBOX」はauが現在の「LISMO unlimited powered by レコチョク」をリニューアルして、auだけでなくNTTドコモ/ソフトバンクのユーザーも利用可能なサービスとして展開すると予告していたもの。なお、LISMO unlimitedのユーザーは、6月末までKKBOXを無料で利用できる。KKBOXは、台湾、香港、シンガポール、マレーシアで既にサービスを開始しており、利用者数はアジア最大とする1,000万人。

 ポップ/ロック/クラシックなどのラインナップを、対応スマホやタブレット、PCで聴き放題となり、プレイリストの作成や同期も可能。楽曲のキャシュもできるため、通信圏外でも一定曲数(利用端末や外部メモリの容量により異なる)を聴き続けることができる。また、ジャンル別チャンネルや人気ランキング、アーティストチャンネル、気分に合わせたラインナップなどの楽曲リストを、ラジオのように聴くことができる「ミュージックチャンネル」も用意する。

 ソーシャル機能を備えることも特徴で、友人や有名人、アーティストらと一緒に同じ曲を聴きながらチャットする「Listen With」モードも用意。また、既にサービス展開されている台湾/香港/シンガポール/マレーシアのユーザーに、おすすめの楽曲を紹介するといったコミュニケーションも楽しめる。さらに、Facebookとも連携。KKBOXで聴いた曲をシェアしたり、友人がKKBOXで聴いた曲をFacebookからすぐKKBOXで聴くといったこともできる。

 そのほか、音楽関連ニュースやアルバムレビュー、ライブレビューといった情報を閲覧することも可能。音楽ライターやコラムニストの書き下ろし記事などを用意する。

 今後の機能強化により、再生中の曲に合わせて歌詞を表示してカラオケなどに利用できる「動く歌詞」機能も提供予定としている。この機能の実装時期は未定。

プレイリストなどの「オススメ」ページ
他のユーザーと一緒に同じ曲を聴くことなどが可能

 6月1日時点の楽曲提供レーベルは、A-Sketch、キングレコード、スペースシャワーネットワーク、ソニー・ミュジックエンタテインメント、徳間ジャパンコミュニケーショズ、日本コロムビア、バップ、Pヴァイン、ビクターエンタテインメント、フォーライフ ミュージックエンタテイメント、ポニーキャニオン、ヤマハミュージックコミュニケーションズ、ユニバーサル ミュージック、ワーナーミュジック・ジャパン。

(中林暁)