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デジオン、iOS版「DiXiM DTV」を“初夏”にDTCP+対応
(2013/6/10 16:44)
デジオンは10日、iPhoneやiPadなどで利用できるDTCP-IP対応プレーヤーアプリ「DiXiM Digital TV for iOS」の次世代バージョンで、DTCP+をサポートし、外出先からのリモート視聴に対応することを明らかにした。初夏に公開予定のバージョンで、DTCP+に対応したNAS(LAN HDD)に録画した番組のリモート視聴を可能にする。
6月10日に開催されたデジタルライフ推進協会の発表会で、開発中のDTCP+対応「DiXiM Digital TV for iOS(DiXiM DTV iOS)」のデモを行なった。DiXiM DTV iOSは、App Storeで1,000円で提供しているが、既存ユーザー向けのDTCP+対応の提供方法については「検討中」としている。
DTCP+対応により、外出先のiPhoneやiPad、iPod touchなどのiOSデバイスから、自宅にあるデジタル放送録画番組を保存したNASなどにアクセスし、再生できるようになる。デモでは、福岡など遠隔地に設置した、アイ・オー・データやバッファローのDTCP+対応NASにアクセスし、iPadなどから番組を再生。NAS側のMPEG-4 AVC/H.264画質変換指示なども行なえた。
従来通りDTCP-IP/DLNAに対応し、ホームネットワーク上のDTCP-IP/DLNA対応レコーダやセットトップボックス(STB)などに録画したデジタル放送録画番組を、iOSデバイスで視聴できる。録画番組の視聴のほか、ライブチューナ(放送波のリアルタイム配信を受けての再生)や、ビデオや写真、音楽などのDLNA再生にも対応する。
Windowsパソコン用のDTCP-IPクライアント「DiXiM Digital TV 2013」のリモートアクセス対応版も紹介。UIは通常のWindowsデスクトップアプリケーションとなっており、OEM提供以外の一般販売については未定としている。また、Metro UI(Windowsストアアプリ)のDTCP-IPクライアントとなる「DiXiM」も参考出展。こちらはリモートアクセス(DTCP+)には対応しておらず、一般販売についても未定。ただし、Metro UI対応のDTCP-IPプレーヤーアプリとして、既に富士通のFMVシリーズなどにOEM提供が行なわれている。