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JVC、タワー型のBluetooth/iPod/CDオーディオ

“CDケース1枚分”。4スピーカー+サブウーファ内蔵

NX-SA55のレッド

 JVCケンウッドは、JVCブランドのタワー型オーディオシステム「NX-SA55」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。カラーはブラック(B)とホワイト(W)、レッド(R)、ブラウン(T)を用意する。

 「CDケース約1枚分」というスリムなタワー型筐体のオーディオシステム。スマートフォンなどの音楽をBluetoothでワイヤレス再生できるほか、iPhone/iPod/USBメモリなどを接続できるUSB端子と、CDプレーヤー、スピーカー、FM/AMラジオも内蔵する。

 なお、2012年6月に発売したタワー型の「NX-SA5」(直販29,800円)は、空気中のウイルスの抑制や除菌に効果があるという「イオナイザ―」を備えているが、新モデルのSA55はこの機能を搭載しない。

カラーは4色

 Bluetooth 2.1 + EDRに対応し、プロファイルはA2DP/AVRCP/SPPをサポート。iPhone/Androidスマートフォンなどからのワイヤレス音楽再生が行なえるほか、Android端末をSA55のリモコンとして使えるアプリ「JVC Audio Control BR1」も6月下旬に公開予定。

 CDプレーヤー部は、音楽CDや、MP3/WMAを記録したCD-R/RWを再生可能。USB部はiPhone/iPodデジタル接続に対応するほか、WMA/MP3ファイルを収めたUSBメモリを接続して再生可能。さらに、CDやFM/AMラジオ、外部入力音声を、USBメモリへ録音(MP3/192kbps)することも可能。CDは2倍速で録音できる。

4スピーカーを配置。左はエンハンスモード、右はSRS WOW HDモード

 SA5と同様に4つのスピーカーユニットを円周上に配置、4アンプで駆動。独自の音場システム「エンハンスモード」を搭載し、多人数で聴く時や、聴く位置を変えた時なども、臨場感のあるステレオサウンドを楽しめるとしている。独立したアンプで駆動するサブウーファも搭載し、アンプ出力はメインの5W×4chと、サブウーファの20W。SRS WOW HDも搭載する。

 新たに、メインスピーカーにはグラスファイバーを混合した素材を採用し、クリアな中高域を実現したという。また、サブウーファはマグネットの大型化を図り、小型ながらキレの良い、豊かな低音を再生できるとしている。ユニット径は、メインスピーカーが5cm、サブウーファが10cm。

 全てのボタンを天面に配置。本体の仕上げは、2層コーティングの光沢塗装を施している。電源はACアダプタを使用し、消費電力は6W以下(Bluetoothスタンバイ時)で、待機時は0.5W以下。外形寸法は162×162×334mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。リモコンやFM簡易アンテナ、AMループアンテナ、スマートフォン用スタンドなどが付属する。

(中林暁)