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シャープ、ペン/タッチ入力対応の4K IGZO液晶

ペンライティングスタイル「PN-K322B」。実売56万円

PN-K322B

 シャープは、32型/3,840×2,160ドットのIGZO液晶パネルを採用し、タッチ操作に対応する業務用4K/2K液晶ディスプレイ「PN-K322B」を7月30日より発売する。価格はオープンプライスで、実売価格は56万円前後。

 酸化物半導体液晶技術「IGZO」を採用し、高精細化を図った液晶ディスプレイ。2月に4K/2K解像度の「PN-K321」を発売しているが、新モデルの「PN-K322B」はタッチパネルを追加し、専用タッチペンが付属するタッチ対応機となる。

 独自の高感度/高精度の静電容量式10点マルチタッチパネルを搭載し、ペン先径約2mmの専用タッチペンによる細かな入力や、指によるマルチタッチ操作に対応。画面に手をついた状態でもペン入力ができる、パームキャンセル機能を搭載している。対応OSはWindows XP/Vista/7/8。

 ペン入力やタッチ操作を行なうため、使用シーンに合わせてディスプレイ角度の調整が行なえるスライドスタンド機構を採用。ペン入力を行なう「ペンライティングスタイル」と、通常のディスプレイとして使う「スタンディングスタイル」を切り替えられる

PN-K322B。スタンディングスタイル
ペンライティングスタイル

 タッチ対応以外のディスプレイの仕様は、PN-K321とほぼ共通。解像度は3,820×2,160ドットの4K/2Kで、RGBの3原色パネルを採用。精細度は140ppiで、高開口率化により消費電力を削減している。専用設計のエッジ型LEDバックライトを採用し、30型以上のタッチ対応4K/2Kディスプレイで最薄となる奥行き36mmを実現(PN-K321は35mm)。輝度は300cd/m2。2W×2chのスピーカーやヘッドフォン出力も装備する。

 入力端子はHDMI×2とDisplayPort×1。4K(3,840×2,160ドット)/60pの映像をDisplay Portから入力でき、HDMIの場合は4K/30p。消費電力は97W(ACアダプタ)/91W(本体電源)。外形寸法は750×390×493mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約16kg。

(臼田勤哉)