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エプソン、シアター利用可能な59,980円のプロジェクタ
ビジネス向けスタンダードモデル4機種も
(2013/8/7 19:47)
エプソンは、WXGAパネルを搭載したビジネス/ホーム向け液晶プロジェクタ「EH-TW410」を8月29日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は59,980円。
また、パネル解像度や明るさで選べるビジネス向けのスタンダードモデル4機種も合わせて発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円台後半~9万円台後半。
ホーム向け機能も備えるエントリーモデル「EH-TW410」
2012年2月発売の「EH-TW400」の後継モデル。パネルは0.59型/1,280×800ドット。コントラストは12,000:1、輝度は2,800ルーメンとなり(EH-TW400は3,000:1、2,600ルーメン)、明るい部屋などでの視認性が向上した。また、別売の無線LANユニット「ELPAP07」(10,500円)を装着することで、PCやスマートフォン、タブレットなどとワイヤレス接続が可能。iOS/Androidアプリ「Epson iProjection」を使用し、ドキュメントや写真などのファイルをワイヤレスで投写できる。
レンズは光学1.2倍のマニュアルズーム(F1.58~1.72)で、ランプは200WのUHE。歪みを自動的に検知して補正する「タテ自動台形歪み補正機能」や「スライド式ヨコ台形補正機能」を備えた「ピタッと補正」により、斜め横からでも投写が可能。設置場所の限られた部屋でも使用できる。「シアター」や「ゲーム」など、視聴環境やコンテンツに合わせて色調と明るさを調整する4種類のカラーモードをプリセットしている。
HDMI入力を1系統備えるほか、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(RCA)×1を装備。USB端子も装備し、PCと接続してUSBディスプレイとして利用できる。2Wのスピーカーも内蔵。外形寸法は297×234×77mm(幅×奥行×高さ)、重量は約2.4kg。
明るさやパネル解像度で選べるビジネス向けモデル4機種
ビジネス向けのスタンダードモデルは、明るさ3,200ルーメンの「EB-X24」や、WXGA解像度の「EB-W18」など、明るさ・パネル解像度の異なる4機種をラインナップする。
型番 | 明るさ (ルーメン) | パネル解像度 | 店頭予想価格 |
---|---|---|---|
EB-X24 | 3,200 | XGA(1,024×768ドット) | 9万円台後半 |
EB-W18 | 2,900 | WXGA(1,280×800ドット) | 8万円台後半 |
EB-X18 | 2,900 | XGA(1,024×768ドット) | 7万円台後半 |
EB-S18 | 2,900 | SVGA(800×600ドット) | 4万円台後半 |
従来機種からデザインを一新し、A4サイズで軽量2.4kgを実現。また、色覚の個人差を問わず使えるカラーユニバーサルデザインを、本体の操作ボタンやLEDランプ、環境設定メニューなどに採用している。
別売の無線LANユニットにも対応し、PCなどとワイヤレス接続可能。画像の歪みや傾きを自動修正する「ピタッと補正」機能や、素早く立ち上げ・片付けができるダイレクトパワーオン/シャットダウンなども搭載。HDMI入力を1系統装備している。
ローエンドや高光束分野に注力
7日に東京・新宿で新商品発表会が行なわれた。登壇したエプソン販売の中野修義販売推進本部長は、「2012年のビジネスプロジェクタ市場におけるエプソンの販売台数シェアは56%で、18年連続国内シェアNo.1を達成した」と説明。今後の販売戦略について、「ローエンドや文教/電子黒板、ホールなどの広い空間に常設する高光束プロジェクタ、ビジネスインタラクティブなどが成長分野」とし、注力していくと述べた。特に、「高光束分野はパナソニックの独壇場だが、当社の(高光束モデル)Zシリーズも前年比で200%に伸長している。2012年のシェアは12%だが、これを2013年には20%まで引き上げたい」と語った。