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ソニー、英パインウッドスタジオに4K映像制作支援施設

英パインウッドスタジオ

 ソニーは、4K映像制作などの支援拠点として、英バッキンガムシャーのパインウッドスタジオ内に「デジタルモーションピクチャーセンター・ヨーロッパ/DMPC(E)」を9月に開設する。

 施設では、映画監督やカメラマン、機器レンタル会社スタッフやフリーランスの機器オペレータなど、映像制作関係者を対象に、デジタル映像の撮影から編集を通じたコンテンツの完成までを含めたワークフローについて、4KカメラのCineAlta F65などの最新4K制作機器を実際に操作しながらトレーニングを行なう。映画だけでなく、ドラマやライブ制作などのテレビ向け映像も含め、より高品位な映像制作を普及させることを目的とする。

 2012年には米ハリウッドに同様の施設が開設され、約700名の映像制作関係者がソニー独自のプログラムを受講。ほかにも、インド・ムンバイや中国・北京にも同様の施設を展開している。

 ソニーは、「映画、テレビ番組制作だけでなく、映像制作に携わるクリエーターを支援する製品、技術を進化させる。映像制作を通じて、世界中の人々へ高画質4Kコンテンツなどの映像エンタテインメントの普及拡大につとめる」としている。

ソニーが世界展開する「映像制作支援施設」拠点
米ハリウッドDMPCのスタジオセットでのトレーニング風景

(一條徹)