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ヤマハ、4Kなど大画面TV向け低価格サウンドバー

横幅1,200mmで実売3万円前後。Bluetooth電源連動も

サウンドバースピーカー「YAS-152」

 ヤマハは、55型以上などの大画面薄型テレビ向けに、横幅が1,200mmあるサウンドバースピーカー「YAS-152」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。カラーはブラック(B)。

 音声入力として、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×2を備えたサウンドバータイプのスピーカー。デコーダはドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIに対応。DTS-HD Master AudioやドルビーTrueHDといったHDオーディオには対応しない。

サウンドバースピーカー「YAS-152」

 薄型テレビ市場では、4K対応の大型モデルが人気を集めているが、サウンドバースピーカーには50型以上などの大型モデルとマッチするサイズで、価格を抑えたモデルが少ない事から開発された。

 本体に6.5cm径のフルレンジユニットを2基、8.5cm径のサブウーファユニットを2基搭載。フルレンジ部分は密閉、サブウーファはバスレフで、側面にポートを備えている。内蔵アンプの最大出力は30W×4。高効率のバスレフダクトを備えた大容量キャビネットにより、豊かかつクリアな重低音再生を可能にしたという。サブウーファ出力も1系統備えており、別途サブウーファを追加する事もできる。

上から見たところ。筐体左右にフルレンジユニットを搭載している
筐体側面にサブウーファ用のバスレフポートを装備

 同社デジタルサウンドプロジェクタの特徴であるビームスピーカーは搭載していないが、再生モードはステレオモードとサラウンドモードが選択できる。独自の「AIR SURROUND XTREAM」技術により、広がりや定位感あるバーチャル7.1chサラウンド再生を可能としている。

 さらに、Bluetooth Ver.2.1+EDRにも対応し、スマートフォンと接続し、ワイヤレス再生が可能。コーデックはSBCとAAC、プロファイルはA2DP。スマートフォン/タブレット用アプリ「HOME THEATER CONTROLLLER」も用意しており、アプリから入力の切り替えやボリューム調整、サラウンドモードの選択が可能。アプリから選択する際は、映画、音楽、スポーツ、ゲーム、テレビ番組の5モードから選択できる。Android版とiOS版が用意される。

 また、Bluetooth機器とYAS-152の電源連動ができる「Bluetoothスタンバイモード」を装備。スマートフォンからYAS-152に接続すると電源がONになり、接続を切断するとオフにできるなど、電源操作の手間を省いている。

 ほかにも、人の声を聞き取りやすく再生する「クリアボイス」、番組間や番組とCM間などの音量の急な変化をなだらかにする「ユニボリューム」などを搭載。また、テレビの前方に設置し、スピーカーがリモコン受光部を隠してしまった場合に、信号を再送信する「テレビリモコンリピーター」機能も搭載。テレビのリモコンから「YAS-152」を操作できるようにする学習機能も利用できる。

リモコン信号を再送信するテレビリモコンリピーター機能を搭載
背面の入力端子部分

 消費電力は22W(待機時0.5W)。外形寸法は1,200×136×108mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。リモコンや光デジタルケーブル(1.5m)などが付属する。

(山崎健太郎)