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10月開幕「CEATEC JAPAN 2013」の概要を発表

4K8Kやスマホの最新技術などが集結

CEATEC JAPAN 2013

 CEATEC JAPAN実施協議会は18日、IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」の開催概要を発表した。

 会場は幕張メッセで、開催期間は10月1日~5日。なお、開幕日の1日は招待日となっており、招待券または事前登録が必要。入場料は一般1,000円/学生500円で、事前登録者は無料。最終日の5日は無料公開日となり登録の有無にかかわらず入場無料となる。

 9月18日現在の出展者数は587社/団体(うち海外:18の国/地域から、163社/団体)で、2,339小間の出展が決定している。なお、2012年の実績は、624社/団体(うち海外19の国/地域から、161社/団体)、2,288小間だった。

開催概要
会場マップ

 2013年のCEATECの開催テーマは、「Smart Innovation -明日の暮らしと社会を創る技術力」。最先端の電子部品やデバイスを展示する「キーテクノロジステージ」と、生活を豊かにする製品が展示される「ライフ&ソサエティステージ」の2つの展示構成で、4Kテレビをはじめとする次世代映像技術やスマートフォンなどの最新モバイルコミュニケーション、スマート家電やクラウドサービスなど、"イノベーション"と"体験提案"を訴求する技術や製品が多数出展される。

 また、特別展示「Lifestyle Innovation 2013」では、「Smart Mobility」、「Smart House & Home Appliance」、「Smart Healthcare」、「Smart SOHO」の4つのテーマにおいて、従来の「技術提案」から、体験を中心とした「生活提案」への進化を図る。CEATEC JAPAN 2013は、秋に開催される「ITS世界会議2013」、「第43回東京モーターショー2013」と連携しており、関連したコンファレンスやシンポジウムが実施されるほか、トヨタ自動車によるパーソナルビークル試乗会や日産自動車による自動走行デモなども行なわれる。

キーテクノロジステージ
ライフ&ソサエティステージ
Lifestyle Innovation 2013
最終日にはファミリー向けの催しが多数開催される

 最終日の10月5日は無料公開日として、ファミリーや学生を対象にしたイベント・セミナーが開催される。ジュニア&キッズ電子工作教室では、小学生や親子連れを対象に、LEDがワイヤレスで点滅する「電磁実験スピーカー」を組み立てる電子工作教室を開校。組み立てたキットは参加者にプレゼントされる。開催は11時/12時30分/14時/15時30分の4回で、各回の定員は50名。当日8時より中央エントランスで全ての回の整理券が配布される。このほか、全日本ロボット相撲大会の高校生関東大会や、学生向けセミナーなども行なわれる。

最新技術や製品による新体験をぜひ会場で

CEATEC JAPAN実施協議会の佐々木則夫会長

 主催者代表として登壇したCEATEC JAPAN実施協議会の佐々木則夫会長は、「本年のCEATEC JAPANは、自動車や医療・ヘルスケア、農業、エネルギーなどの産業と融合した技術革新と、4K8Kなどの次世代映像技術による新しいライフスタイル提案など、IT・エレクトロニクスの最新動向を体験できる内容になっている。ぜひ会場でご覧頂きたい」と、述べた。

 また、CEATEC JAPAN 2013に展示される技術や製品、サービスの中から、審査委員会が、イノベーション力が高く優れていると評価したものを表彰するCEATEC AWARD 2013の一次選考通過製品が発表され、ソニーのニュースタイルレンズカメラや、パナソニックの4Kタブレット、東芝REGZAのクラウドサービス「TimeOn」、京セラのピエゾフィルムスピーカー、三菱電機の4K LASERVUE液晶テレビなどが候補に挙げられた。1日に大臣賞の発表と表彰が行なわれ、各部門賞は2日に会場とCEATECのサイトで発表される。

CEATEC AWARD 2013
プロダクツ部門ノミネート
ネットワーク&サービス部門ノミネート
キーテクノロジ部門ノミネート
コアテクノロジ部門ノミネート

(一條徹)