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ヒビノ、英PMCモニタースピーカーの家庭向け3機種

BB5-SE/MB2-SE/IB2-SE。262万円~525万円

BB5-SE

 ヒビノインターサウンドは、英PMCのモニタースピーカー「SE Series」3機種を11月1日に発売する。ペアでの価格は「BB5-SE」が525万円、「MB2-SE」が315万円、「IB2-SE」が262万5,000円。

 レコーディングスタジオや放送局などで採用されてきた、同社モニタースピーカーのロングランモデルを家庭向けにしたモデルで、「From Studio to Home」(スタジオ・サウンドをご自宅で)をコンセプトにしたというスペシャル・エディション(SE)。

 キャビネットの仕上げは、「気品と贅沢さを匂わす」というローズ・マカッサルと、「洗練された落ち着きを感じさせる」というリッチ・マカッサルの2色を用意。専用スタンドとスパイクが付属。「PMCのトレードマークでもあるベース・ドライバーの形状を常にご覧いただくため」として、サランネットは付属しない。

MB2-SE
IB2-SE

 いずれも3ウェイのフロア型のスピーカー。共通する特徴として、PMCの特許技術であるATL(アドバンスド・トランスミッション・ライン)を採用。「歪みのないバランスに優れた低域を実現する」という。さらに、エンクロージャ内のブレーシング(添木/補強板)を見直し、無駄な反響を抑制している。

 ツイータとミッドレンジは3機種共通。ミッドレンジは75mm径ソフトドームタイプの「PMC75 SE」で、各音域のつながりを滑らかにするというアルミニウム鋼片削り出しのミッドレンジ・サラウンド・プレートも採用。ツイータは磁性流体冷却方式を採用した27mm径ソフトドームの「27mm SONOLEX」。

 ウーファは、BB5 SEが380mm径のRadialドライバ、「MB2 SE」は310mm径のRadialドライバ。「IB2 SE」は250mm径のカーボンファイバー振動板を採用したユニットで、Nomexピストンを組み合わせている。

 入力はトライアンプ、トライワイヤリングに対応。主な仕様は下表の通り。

モデル名BB5-SEMB2-SEIB2-SE
全体の周波数特性20Hz~25kHz25Hz~25kHz
クロスオーバー周波数91dB89dB
入力感度380Hz~3.8kHz
インピーダンス
推奨アンプ出力300~1000W200~800W120~500W
ツイータPMC75 SE
75mmソフトドーム
ミッドレンジ27mm SONOLEX
ソフトドーム磁性流体冷却方式
ウーファ380mm
Radialドライバ
310mm
Radialドライバ
250mm
カーボンファイバー
Nomexピストン
ATL4m3m2.4m
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
432×810×1,040mm380×555×870mm330×485×740mm
重量87kg58kg49kg

(山崎健太郎)