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Vuzix、AR搭載のHDMI入力/3D対応メガネ型ディスプレイ

3m先に75型相当の映像表示

Wrap1200DX

 Vuzixは、HDMI入力のヘッドマウントディスプレイ(HMD)2モデルを11月15日より順次発売する。価格はオープンプライスで、販売サイト「mikimotobeans store」の価格は、「Wrap1200DX」が59,800円。AR(拡張現実)開発向けのWebカメラも備えた上位モデル「Wrap1200DXAR」は189,000円。

 いずれも852×480ドットの液晶ディスプレイを備え、サイドバイサイドの3D立体視も可能なHMD。Wrap1200DXは3m先に75型相当の映像を表示でき、アナグリフ方式の3Dにも対応する。

 両機種とも有線接続したコントロールボックスにHDMI入力を備え、最大1,280×720ドットの映像入力が可能。なお、VGAケーブルやコンポジット、コンポーネント、iPod用ケーブルの接続には対応しない。左右独立のIPD(瞳間隔)調整機能や、ディスプレイ角度の調整も可能。

Wrap1200DXAR

 Wrap1200DXARは2つのWebカメラを備え、現実の映像と入力映像を組み合わせるAR機能にも対応。展示会などでプレゼンテーションに利用できるほか、新しい製品開発や作業現場、一人称ゲームなどでの活用を想定している。カメラの解像度は640×480ドットで、30fpsで記録。WindowsのUSBカメラとしても動作する。カメラ角度の調整も可能。さらに、磁気センサーや加速度センサー、ジャイロセンサーを備え、装着した人の見る角度などに応じた表示も可能。ヘッドトラッカーとジャイロのキャリブレーションソフトも同梱する。

 コントロールボックスにはリチウムバッテリも内蔵。Wrap1200DXのバッテリ動作時間は約4時間で、コントロールボックスを含む重量は200g。両機種共に、HDMIケーブルやイヤフォン、ポーチなどが付属する。

(中林暁)