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民放キー局のVOD「もっとTV」、各局横断型で月945円の見放題パックを開始

もっとTV

 民放キー局5社と電通が推進するビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス「もっとTV(テレビ)」は7日、月額945円の見放題パックを開始した。サービスに参加する各局のコンテンツから、選ばれた300エピソード前後が見放題となる放送局横断型サービス。民放キー局5社が揃った月額見放題サービスは初めて。テレビやレコーダだけでなく、Androidのスマートフォン/タブレットからも利用可能。

 「もっとTV」は、ドラマ・バラエティなどの放送局のコンテンツを、インターネットを介してテレビ視聴できる放送局の公式VODサービス。日本放送協会(NHK)の「NHKオンデマンド」、日本テレビの「日テレオンデマンド」、テレビ朝日の「テレ朝動画」、TBSテレビの「TBSオンデマンド」、テレビ東京「テレビ東京オンデマンド」、フジテレビ「フジテレビオンデマンド」による、地上波の見逃しを含むコンテンツを、インターネット経由で視聴できる。

 従来はテレビやレコーダ、Android端末から視聴したいコンテンツを選び、決済を行なう単品購入方式のみだったが、新たに月額945円の見放題パックがスタートした。ただし、パックを購入しても全局のコンテンツが全て再生できるわけではなく、各局から選ばれた、見放題対象の作品のみが再生できる。また、NHKのコンテンツは見放題の対象に含まれていない。

 1月7日時点で、月額見放題パックとしてラインナップされているのは「はじめの一歩」、「時効警察」、「ウレロ☆未確認少女」、「孤独のグルメ」、「斉藤さん」、「ケイゾク」など35作品。コンテンツは入れ替わっていく予定で、頻度や期日は各局ごとに異なる。1月から放送予定のTBSドラマ「夜のせんせい」など最新ドラマも含まれ、ラインナップは合計で300エピソード前後が予定されている。

 Androidのスマートフォン/タブレットからも利用でき、Android 2.3以降の端末で、専用アプリをインストールして利用する。テレビも含めた対応端末の詳細は、サービスのページに記載されている。

(山崎健太郎)