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オリンパス、USBダイレクト接続/単4電池37時間動作のPCM対応ICレコーダ

V-823(ブラック)

 オリンパスイメージングは、ボイスレコーダ「Voice-Trek(ボイストレック) Vシリーズ」の新モデル3製品を1月24日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は8GBメモリ内蔵の「V-823」が14,980円、4GBの「V-822」が11,980円、2GBの「V-821」が9,980円。

 カラーは、V-823がブラック/ゴールドの2色、V-822がホワイト/レッド/ブルーの3色、V-821がシルバー/ピンク/ライトブルーの3色を用意する。

 ビジネスシーンでの使い勝手を向上させたというボイスレコーダ。低ノイズ化を徹底したステレオマイクを内蔵し、2つのマイクを90度に配置。従来モデルのオーディオエンジンも継承している。3製品のうち最上位のV-823には最新の指向特性制御技術も採用。マイクの指向性を10段階から調整できるズームマイク機能も備えている。

V-823(ゴールド)
内蔵マイクは90度の方向に配置

 録音フォーマットはモデルによって異なり、V-823/822は16bit/44.1kHzのリニアPCMとMP3(256kbps)、WMA(モノラル)で録音可能。V-821は、MP3(192kbps)とWMA(モノラル)のみ対応する。音声に反応して録音を開始/停止する「音声同期録音」や「VCVA」も搭載。ファイル分割や、コピー(V-823/822のみ)も行なえる。

V-822(ホワイト)
V-822(レッド)
V-822(ブルー)

 再生機能では、録音データの中から音声が記録されている部分のみを抽出して再生する「声だけ再生」機能を搭載。非音声部分を自動でスキップし、必要な部分のみを効率的に聞ける。

 さらに、議事録作成などに使える「文字起こし」モードも装備。再生を止めると自動的に3秒戻り、次の再生に備えるオートバックスペース、再生中の早送りが3.5倍速(V-821は2倍)となり頭出しを効率化できるほか、再生しながらの巻き戻しや、10秒スキップ/3秒逆スキップ、近くと遠くの発言者の声の音量レベルを調整し聞きやすくするボイスバランサー(V-821はボイスフィルター)などの機能を利用できる。

 音楽再生用に、4種類のイコライザも装備。語学学習に利用できるシャドーイング再生機能も搭載する。V-823/822にはFMラジオも内蔵する。

V-821(シルバー)
V-821(ピンク)
V-821(ライトブルー)

 単4アルカリ電池1本で最長37時間の動作が可能。V-823/822には単4ニッケル水素充電池が付属し、本体内充電機能も装備。PCや別売ACアダプタと接続することで充電できる。

 底部に、パソコンダイレクトに接続してデータ転送などができるスライド式のUSB端子を装備。内蔵メモリに加え、microSDカードスロットを備え、最大32GBまでのmicroSD/SDHCカードを使用できる。ステレオミニのイヤフォン出力とマイク入力、出力150mWのスピーカーも備える。

 外形寸法は101×40.6×15.1mm(縦×横×厚さ)、重量は54g。付属品は、ステレオイヤフォン(V-823はカナル型)、USBケーブル(V-823のみ)、ソフトケース(V-823/822のみ)など。

電源は単4電池1本。外部メモリはmicroSDカード
パソコンにUSBダイレクト接続可能
V-823の背面

(中林暁)