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「4Kテレビ」の認知は7割、「見逃し視聴」に高い関心

TVのネット接続率は25%。シード・プランニング調査

4K対応テレビの認知度
(出典:シード・プランニング)

 シード・プランニングは2日、「テレビのニーズ調査」の結果を発表した。4K対応テレビの認知度は7割に達したほか、「見逃し番組」の視聴サービスへのニーズが高いという結果が表れた。

 同社が1月~3月に行なったWebアンケートの結果をまとめたもの。対象は家庭でテレビを所有/視聴している1,000人で、20/30/40/50/60代の男女各100人。使用しているテレビや、ネット接続サービスへの関心などについて尋ねている。

 自宅で4K対応テレビを使用している人は0.5%で、4K対応テレビを体験したことがある人は9.3%、体験は無いが関心がある人は17.9%、知っているが関心が無いという人は43.9%だった。知らないという人は28.4%。なお、現在保有するテレビの画質については「大変満足している」が21.1%、「ほぼ満足している」が71.1%で、合わせて9割以上が満足という結果になった。

スマートテレビの利用意向
(出典:シード・プランニング)

 スマートテレビ(ネット接続テレビ)については、5.6%が「積極的に使いたい」、36.1%が「ある程度使いたい」と回答。「あまり使いたいと思わない」は41.1%、「全く使いたいと思わない」は17.2%だった。なお、家庭でのWi-Fi(無線LAN)利用率は57.8%で、テレビをネットに接続している人は25.6%。

 スマートテレビ向けサービスに対し「関心度」を点数化する項目で、最も点数が高かったのは「話題の映画や見逃した番組を見たい時に見られる」サービス。男女全ての年代において「見逃し視聴」へのニーズが高いという結果になった。そのほか、点数が高いものから「家庭内の家電のオンオフや消費電力を管理できる」、「離れて暮らす家族や知人の安否を確認できる」、「放送・録画・ネット動画の区別なく見られる」、「たくさんの映像コンテンツから見たいものを簡単に探せる」、「テレビでパソコンと同じようにネット検索ができる」の順だった。

 調査では、このほかにもテレビ番組の選択方法と双方向サービスの利用、録画と宅外視聴、スマートテレビ(ネット接続テレビ)の機能やサービスへの関心と利用意向、次期購入テレビのイメージ、今後のテレビ視聴とテレビへの要望などについて尋ねている。結果の詳細は、3月20日に発売した「2014年版 テレビのニーズ調査」(172,800円)に掲載している。

(中林暁)