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Eau Rouge、10周年記念の電源BOX。筐体にCFRP素材などを使い“鳴き”低減

電源BOX「ER-PBOX」

 オールージュ(Eau Rouge)は、10周年記念モデルとして、電源BOXの「ER-PBOX」を4月30日に発売する。6個口タイプで価格は120,000円。初回30個限定でIECインレットが特別な極厚金メッキ仕様となる。

 CFRP(炭素繊維強化プラスチック)素材の振動コントロール技術に、ケーブル、メッキ、ハンダなどの基礎研究の成果を投入。さらに加工技術の向上により、高級素材を使いながらもコストを削減した「集大成の記念モデル」という。「(同社の)30万円クラス以上の高級な製品でのみ得られていた甚大なエネルギー感やワイドレンジ感、密度感、温度感、そして静寂感といったものを叶える」としている。

 筐体は炭素繊維強化プラスチックと、高強度を持つグレードの高い高弾性炭素繊維を組み合わせている。CFRP素材は制振特性に優れているが、各面ごとに炭素繊維の構成、積層方法、厚さ(3~8mm)を変える事で、さらに共振ピークを低減。鳴きを抑えている。

内部

 電気的、オーディオ的特性に優れる特注の純銅ネジを底蓋固定用などに採用。コンセント(基本グレード)にはアメリカン電機の「7110GD」を使っている。内部配線(基本グレード)にはφ0.28mmの極細純銅線を40本束ねて一芯としたものを採用。オリジナル開発の鉛フリー銀+銅ハンダにてターミネートしている。

 なお、アップグレードオプションとしてコンセントや内部配線の変更にも対応。コンセントの場合、「SG-PS/Ag」や「SG-PS/Au」へ変更する場合は1カ所8,800円、「SG-CBP」コンセントバックプレート装着には1カ所4,000円(基本グレード、SG-PS/Ag、SG-PS/Auの場合のみ)。「ER-PSX2」への変更は1カ所43,000円、「ER-PSEXmk5」への変更は1カ所170,000円。

 内部配線は、純銀製IECインレットとEau Rouge No.411配線への変更が1式80,000円、CNT銀メッキIECインレットとEau Rouge No.516配線への変更が1式150,000円。

 カスタマイズ依頼をした場合の納期は通常納期+約2日必要。出荷後にアップグレードを依頼する場合は基本工賃が別途5,000円必要となる。

(山崎健太郎)