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ドコモ、フルセグ/NOTTV対応の無線TVチューナ「TV BOX」。iPhoneでもNOTTVを

 NTTドコモは、テレビ機能非搭載のスマートフォンやタブレットで、フルセグやワンセグ、NOTTVなどを楽しめるTVチューナ「TV BOX」を7月より発売する。ドコモオンラインショップ価格は未定だが、1万円代前半となる見込み。製造はファーウェイ(Huawei)。

TV BOX
ロッドアンテナを装備

 スマートフォン/タブレットなどの周辺機器ブランド「docomo select」の製品で、スマホ/タブレットのTV BOXアプリから、無線LAN経由で地上デジタル放送のフルセグ/ワンセグや、NOTTVを視聴できる。スマホ/タブレットの内蔵チューナ以外でNOTTVが視聴できる製品はTV BOXが初となる。

 TV BOXアプリは、Android 4.0以降と、iOS 7以降に対応するため、iPhoneでもNOTTVが視聴可能になる。なお、NOTTVの視聴には、ドコモの回線契約とNOTTV契約が必要。ただし、契約無しでもフルセグ/ワンセグチューナとして利用できる。回線契約しない場合も、初回のみ無線LAN接続して設定することが必要。

TV BOXで受信したNOTTVやフルセグ/ワンセグ番組をiPhoneで視聴できる
TV BOXを手に持ったところ

 microSDカードスロットを装備し、別売のmicroSDへの番組録画に対応。容量3,560mAhのバッテリを内蔵しており、バッテリ駆動時間はフルセグ視聴時が4.5時間、ワンセグとNOTTVが7時間。モバイルバッテリとしても利用可能でiPhoneなどの充電が行なえる。

 LTE(112.5Mbps/37.5Mbps)をサポートし、ドコモのUIMカードに対応。モバイルルータとして8台までのデバイスのテザリングが行なえる。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応。OSはAndroid 4.1で、Google Playにも対応するため、アプリのダウンロードなどが行なえる。

 HDMI出力を装備し、別売のHDMIケーブルを使って、フルセグ映像やYouTubeなどのプリインアプリ、Androidアプリなどをテレビでも楽しめる。dビデオやdアニメストアなど、dマーケットのコンテンツサービスも利用可能。ただし、15日から開始するdビデオのHD配信や、dアニメストアのHEVC/H.265配信には対応しない。また、通話関連アプリなど、一部のドコモサービスには非対応。

 本体前面にUSB端子を装備しており、マウスでのテレビ画面操作に対応。CPUはK3V2 1.5GHz(クアッドコア)。外形寸法は135×60×14mm(幅×奥行き×厚み)、重量は約163g。

HDMI出力を装備
HDMI接続したテレビでAndroidアプリや、dビデオなどのコンテンツを楽しめる
テレビでNOTTVを視聴することも可能

 また、docomo selectブランドの新製品として、手首につけて歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間などを計測し、スマートフォン経由でクラウドにデータ蓄積する「ムーブバンド 2 WMB-02C」や、AAC/aptX対応のBluetoothイヤフォン「ワイヤレスイヤホンセット04」なども展開する。

ムーブバンド 2 WMB-02C
ワイヤレスイヤホンセット04

(臼田勤哉)