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OJI Special、10MHzマスタークロック内蔵のバランス出力対応DAC
（2014/5/28 16:45）
山陽化成は、OJI Specialブランドの新製品として、マスタークロック同期機能を備えたバランス出力対応DAC「MTCSS Unit DAC」(8128 UAD)を5月28日に発売する。受注生産で、納期は約1カ月。価格は88万円。販売はオプティマルライフ オーディオと直販サイトのOJI Special Directで行なう。
2014年4月発売のマスタークロック同期システム「MTCSS Unit」(461,800円～503,000円)にDAC機能を加えたもの。PCやCDプレーヤーとプリメインアンプなど間に製品を挿入して使用することで、入力したデータにあるサーボやディスプレイなど様々なノイズを断ち切り、内蔵する10MHzのマスタークロックを用いて、クリーンなクロックを与えて出力するという。マスタークロック同期された信号を、他のデジタル機器に伝送することも可能。
DAC部は2つのモノラルDACチップを搭載。デジタル処理で位相反転したバランス信号をアナログ変換して出力することで、アンバランス信号をアナログ処理でバランス信号にする処理方式に比べ、ノイズの影響を受けにくく、2倍のダイナミックレンジを得ることができるという。入出力のサンプリングレートは最大192kHz/24bitで、44.1～192kHzまで非同期に変換することができる。
クロック入力はBNCを使用。音声入力は光デジタル、同軸デジタルとAES/EBU端子を各1系統搭載。出力は同軸デジタル、AES/EBUを各1系統備えるほか、I2S出力も搭載。アナログ出力のXLR端子も1系統装備する。
外装はアルミケースを使用し、ほぼ全てのネジをステンレス製にした非磁性体構造を採用。トロイダルトランスも搭載する。このほか、フルテック製ACインレットや、金メッキ外装部品、銀メッキテフロン内部配線など、オーディオグレードのパーツを使用している。外形寸法は430×231×88mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.9kg。
