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OJI、10MHzクロックシステム。ヘッドフォンアンプ特別版も

山陽化成は、OJI Specialブランドのクロック同期システム「TCSS2 8128B-UA」を10月26日より発売する。フジヤエービックが販売代理店をつとめ、受注生産で納期は約1.5カ月。価格は698,000円。

クロック同期システム「TCSS2」

'14年発売の従来モデル「MTCSS(8128-U)」(461,800円)を改良。10MHZの高精度水晶発振器を新たに開発し同期回路を一新、さらにクリーンなサウンドを目指したという。機構面では、オールアルミブラック筐体を採用し、剛性と耐ノイズ性能を高めた。

ルビジウムクロックなどの外部10MHz入力にも対応。背面スイッチで、ビット数やサンプリングレートの変更、外部・内部マスタークロックの切り替えなどが行なえる。別売DACユニット(8128DAC)への信号供給にも対応する。

入出力はCOAX(RCA)、AES/EBU(XLR)をそれぞれ1系統搭載。最大192kHzまで対応する。

消費電力は30W。脚部・スイッチ・コネクタ等を除いた外形寸法は、430×230×88mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約5.5kg。

トルク調整オプション付きの「8128B-UA + TM」は717,000円。外部専用DAC出力、トルク調整オプション付きの「8128B-UA + TM + D」は、838,000円。

前面と背面

トルク調整チューニングのヘッドフォンアンプ特別モデル

バランス出力対応ヘッドフォンアンプ「BDI-DC24B Tuned II TM-1」も10月26日より発売される。フジヤエービックが販売代理店の受注生産品で、納期は1.5カ月。価格は900,000円。

ヘッドフォンアンプ「BDI-DC24B Tuned II TM-1」

既発製品「BDI-DC24B Tuned II」(865,400円)に、トルク調整チューニング(TM-1)を行なった特別モデル。

製品機能は「BDI-DC24B Tuned II」と変わらない。インシュレーターや内部基板の貼り付け、組み上げ、場所ごとに最適な締め付けトルクを設定・管理し製造することで、電気的・機械的チューニングによる音質向上を行なっているという。

なお、山陽化成は10月27日・28日に開催される「秋のヘッドフォン祭2018」に出展。会場では、新製品のクロック同期ユニットやDAC、ヘッドフォンアンプのデモと販売を実施予定。