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フォステクス、バックロードホーン型など自作スピーカーボックス。10cmユニット専用
(2014/6/23 12:20)
フォステクスカンパニーは、スピーカー自作向けに、バックロードホーン型スピーカーボックス「BK103-Sol」と、ブックシェルフ型の「YK103-Sol」を7月中旬より発売する。価格はBK103-Solが5万円/台、YK103-Solが25,000円/台。
いずれも同社の10cm径フルレンジスピーカーユニット「FE103-Sol」専用のスピーカーボックスで、BK103-Solはバックロードホーン型、YK103-Solはブックシェルフ型のボックスを採用している。スピーカーユニットの端子と内部配線を接続し、付属ネジでスピーカーユニットを取り付けるだけで、組み立て完成となる。
BK103-Sol
バックロードホーン型スピーカーボックスと、FE103-Solの組合わせにより、力強くハイスピードな低音とダイナミックレンジの広い音楽再生を可能とする。
ボックスは、バックロード本体部とホーン開口部のスタンドの2ピース構造を採用。これにより、本体部とスタンドがセパレーションされ、ホーン開口部に不要な振動が伝わることを軽減した。板材はシナ合板とMDFの複合キャビネットで、板厚t12ながら、バックロードホーンとして必要な強度と適度な響きを保有しながら、付帯音を軽減し、明瞭度の高い中域と力強い低音再生を可能にした。
ホーン長は175cm、空気室容積は2.5L、fxは170Hz。カラーはパーシモンオレンジとダークブラウンのツートン仕上げ。外形寸法は200×335×874mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.7kg。
音楽信号の劣化を避けるため、入力信号には接点損失の少ない銅削り出しの金メッキターミナルを採用。内部配線にはOFC同芯撚り線を採用し、入力端子からスピーカーユニットまでの音質劣化を防いでいる。
YK103-Sol
ブックシェルフ型のFE103-Sol専用バスレフ型スピーカーボックス。突き板にはバーズアイメープルを採用し、パーシモンオレンジ塗装と突き板の木目により濃淡の絶妙な色合いを醸し出すとする。
スピーカーボックスにはt15 MDFをバッフルと、天面、底面、側面に用い、裏面にt12 MDFを組み合わせることで、不要な振動を逃し、全体の強度分布を最適化。明瞭度が高く響きの豊かな音質を実現するという。
内容積は6.7L、fbは72Hz。外形寸法は152×239×296mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.1kg。入力信号には銅削り出しの金メッキターミナルを採用。内部配線にはOFC同芯撚り線を採用し、入力端子からスピーカーユニットまでの音質劣化を防ぐ。