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ヤマハ、βチタニウム音導管採用イヤフォン「EPH-M200」

15mm新ドライバ+音叉マークの新デザイン。M100も

 ヤマハは、新開発の15mmドライバを搭載したインナーイヤフォン「EPH-M200」、「EPH-M100」を8月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はEPH-M200が14,600円前後、EPH-M100が1万円前後。

EPH-M200

 ラウンドフォルムにヤマハの音叉マークをレイアウトしたシンプルなデザインと、新開発の大口径15mmドライバを搭載したダイナミック型イヤフォン。EPH-M200は音導管に世界で初めてβチタニウムを採用した上位モデルとなる。

 EPH-M200/M100の新ドライバは、高磁力のネオジムマグネットを使用し、振動板には剛性と柔軟性に優れた独自のタンジェンシャル・エッジを採用。パワーあふれる低音とクリアな高音を実現するという。

EPH-M200

 上位モデルのEPH-M200は、世界で初めて音導管の素材にβチタニウムを採用。柔軟性が高く、弾力性に優れたβチタニウムの採用と、レーザー加工により高精度な切込みを入れることで、耳の形に合わせて音導管が可動し、高い追従性を確保。耳へのフィット感を高めるとともに、音漏れがなくしっかりとした低音再生を実現する。また、高強度で振動しにくいために、クリアでヌケの良い高音も楽しめるとする。

EPH-M200は音導管にβチタニウムを採用

 また、βチタニウム音導管の効果を最大限に発揮するために専用イヤーピースを開発。一般的なイヤフォンよりも長い音導管との相乗効果で、装着時のイヤーピース潰れと音質劣化を抑えている。シリコン素材の採用により、フィット感を高めており、5サイズのイヤーピースを同梱する。

 15mmドライバの採用に加え、ハウジングはポリカーボネートとABS樹脂の複合素材で、内部共振を低減。音響ポートを2つ設けることで、振動板動作時の通気抵抗を最適化して、クリアな低音を実現したという。

 カラーはスタイリーレッド(R)、ジェントルブラック(B)、クールホワイト(W)の3色。ケーブルも本体と同色とし、セレーション加工によりケーブル絡みを低減し、タッチノイズも抑制している。iPhone/iPod/iPad対応のリモコンマイクも備えている。ケーブル長は1.2m。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、出力音圧レベルは105dB±3dB。インピーダンスは28Ω。重量は19.2g。キャリングケースやステレオ標準プラグなどが付属する。

EPH-M100

 新開発15mmドライバとスタイリッシュデザインが特徴のイヤフォンで、カラーはシャープブルー(A)、ジェントルブラック(B)、クールホワイト(W)の3色。

EPH-M100

 βチタニウムの音導管やセレーション加工ケーブルなどが、EPH-M200から省略されているものの、ドライバユニットは共通。デザインもEPH-M200と同様にヤマハの音叉マークをレイアウトしたものとなっている。

 ケーブル長は1.2mで、iPhone/iPod/iPad対応のマイクも装備。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、出力音圧レベルは105dB±3dB。インピーダンスは28Ω。重量は19.1g。キャリングケースやステレオ標準プラグなどが付属する。

(臼田勤哉)