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KEF、新開発Uni-Qドライバ採用のリファレンススピーカー3機種
(2014/7/28 18:55)
KEF JAPANは、英KEFの新リファレンススピーカーシリーズ3機種を8月に発売する。ペアでの価格はフロア型の「Reference 5」が1,926,000円、「Reference 3」が1,414,000円、ブックシェルフ「Reference 1」が836,000円。なお、いずれも標準カラーの価格で、特注色をオーダーした場合は各モデル10%高価になり、納期は約3カ月。
開発期間は約5年。製造は、イングランド、ケント州メイドストーンの工場で行なわれ、1人の技術者が1ペアを完成させる。なお、年末にはセンタースピーカ2機種、サブウーファも発売予定。ブックシェルフの「Reference 1」向けには、別売のスタンドも用意する。
点音源を追求した独自の同軸ユニット「Uni-Qドライバ」が特徴のメーカーだが、新Referenceでは新たにドライバを開発。「Muon」や「Blade」などのモデルで使われたドライバや、ロングスロー超低歪ウーファドライバの技術を活かしたという。このドライバは、125mm径のアルミニウム振動板と、25mm径のアルミドームツイータを使った同軸2ウェイで、3機種共通。
アンプの性能を引き出しやすいよう、いずれのモデルも入力インピーダンスを8Ωとしている。
フロア型のReference 5は、Uni-Qドライバの上下を挟むように165mm径アルミニウム振動板のウーファを計4基搭載。「Reference 3」は、Uni-Qドライバの上下に165mm径アルミニウム振動板のウーファを各1基、計2基。「Reference 1」は、Uni-Qドライバと165mm径ウーファ1基の構成となる。
なお、2種類のポートを付け替える事で、低域の特性を調整する事も可能。
モデル名 | Reference 5 | Reference 3 | Reference 1 |
ショートポート | 35Hz~45kHz | 38Hz~45kHz | 38Hz~45kHz |
ロングポート | 32Hz~45kHz | 35Hz~45kHz | 35Hz~45kHz |
フロントパネルは、レジンを分厚い2枚のアルミで挟んだ構造で、共振を排除した堅牢な作りになっているという。複数のボルトを使い、フロントバッフルとリアキャビネットを結合し、張力を与え、内部のブレーシングも組み合わせ、共振のほぼ無い筐体を実現したとする。
クロスオーバーネットワークには高品質なパーツを用い、シンプルさも追求、位相への影響を排除し、音のつながりをスムーズにしたという。
スピーカーターミナルは締めやすいノブ付き。バイワイヤリング接続に加え、KEFのリンクシステムにも対応。台座には水準器を備え、脚部にはスパイクを採用している。
最大外形寸法と重量は、Reference 5が349×470×1,397mm(幅×奥行き×高さ)で、60.2kg。Reference 3が349×470×1,202mm(同)で、51.3kg。Reference 1の重量は18.2kg。