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ソニー、1型センサーで4K/30pクロップなし「RX10 V」。光学25倍のレンズ一体型カメラ
2026年7月9日 23:03
ソニーは、1インチセンサーと焦点距離24~600mmの光学ズームレンズを搭載したレンズ一体型カメラ「RX10 V」を、7月31日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は36万円前後。予約は16日10時から受け付ける。
2017年に発売した「RX10 IV」の後継機。約9年ぶりのリニューアルで、この間にミラーレスカメラ「α」シリーズで培ってきた画像処理エンジンやAF性能、動画性能、UIなどの最新技術を盛り込んだ。
レンズは「ユーザーから好評」という焦点距離24~600mm(35mm判換算時)の「ZEISS Vario-Sonnar T* 24-600mm F2.4-4.0」を引き続き採用する。光学式手ブレ補正や、最大2倍の超解像ズーム、4倍のデジタルズームが利用でき、光学ズームと合わせて最大2,400mmの焦点距離をカバーする。なお4K動画撮影時の超解像ズームは1.5倍まで。
望遠側撮影時に被写体を見失っても、カスタムボタンを押すだけで瞬時にズームアウトして画角を広げ、再フレーミングしやすくする「ズームアシスト」、ズームリングを軽く動かすだけで35mmや50mm、75mm、200mmなど、主要な焦点距離に素早く切り替えられる「ステップズーム」も引き続き搭載した。
センサーは有効画素数2,010万画素の1インチ積層型CMOSで、画像処理エンジンにはAIプロセッシングユニットも搭載した「BIONZ XR」を新たに搭載した。BIONZ XRにより色再現性が向上したことで「本来の色合いを忠実に再現する」という。
最大30コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影が可能になったほか、1秒あたり最大60回のAF/AE演算が行なわれる。電子シャッターでの連写中、一時的に連写速度を変更できる「連写速度ブースト」も新搭載した。
オートフォーカス(AF)は高密度の像面位相差AFシステムにより、最大545点の位相差検出ポイントを実現。画素領域の約70.6%をカバーしており、「小さな被写体や動きのある被写体でも、正確かつピンポイントのオートフォーカスが可能」だという。
そのほかリアルタイム被写体認識、リアルタイムトラッキングに対応。人物認識では顔/瞳に加え、頭、体の認識に対応するほか、動物、鳥も頭、体を認識。車、電車、飛行機(先端/体)、虫(頭/体)の被写体認識が利用できる。カメラが自動的に被写体の種類を認識する「オート」にも新対応。
前モデル「RX10 IV」はクリエイティブスタイルを採用していたが、新型のRX10 Vでは最新のαシリーズと同じ「クリエイティブルック」を利用可能。ミラーレスカメラ「α7 V」などに採用されているFL2、FL3も含めた全12種類を利用できる。
逆光などコントラストの高いシーンでシャドウとハイライトのディテールを保持するDレンジオプティマイザーは、「α7R IV」と同じく拡張Lv8まで設定可能になった。
動画性能では、最大4K/120fpsのスローモーション撮影と、4K/60pでは全画素読み出しによる5.4Kオーバーサンプリング・クロップなしの4K撮影に対応。最大5倍のスローモーション撮影ができるS&Q撮影もできる。
手ブレ補正は、手持ち撮影用のアクティブモードを搭載。AIベースの被写体認識を活用して、録画・ストリーミング中に認識した被写体を自動追跡・トリミングして構図を最適化する「オートフレーミング」機能も新たに使えるようになった。
そのほか動画では、シネマカメラ「VENICE」の開発を通じて得られた知見を元に作られた「S-Cinetone」やS-Log 3での撮影ができるほか、ユーザーLUT、LUTモニタリングにも対応する。
ボディ形状は前モデルが丸みを帯びたAマウントの「α99 II」テイストだったのに対し、RX10 Vでは直線的なEマウントの「α1 II」テイストのデザインに変更。ユーザーインターフェース(UI)も最新のαシリーズと同じものになり、タッチ操作も含めて、より直感的な操作が可能になった。タリーランプも新搭載。
マルチインターフェース(MI)シューを備え、外部マイクなどをデジタル接続可能。背面には新たにAF-ONボタン、マルチセレクターを搭載した。リアダイヤルやボタン配置は最新のαシリーズと共通。電源ボタンはスライド式に変更された。
ファインダーはα7Vと同等の0.5型/368.6万ドットのOLED(有機EL)。背面モニターはチルト式の3型/162万ドットLCD液晶。UIの縦表示にも対応している。バッテリーはNP-FZ100にアップグレードされ、背面モニター使用時は前モデルの約400枚から約630枚、ファインダー使用時は同約370枚から約570枚まで撮影可能枚数が向上した。
そのほか防塵・防滴設計の強化、5GHz Wi-Fi、USB経由での最大4K/30pライブストリーミング、スマートフォンアプリ「Creators' App」への対応も行なわれている。
前モデルから削除された主な機能は、HFR撮影(スーパースローモーション撮影)やマルチショットノイズリダクション、内蔵フラッシュ、AF-Aモード、上面ディスプレイパネル、NFC、電子シャッターでのフラッシュ撮影など。
外形寸法は136.4×151.3×94.5mm(幅×奥行き×高さ)、重さはバッテリーとカードを含めて1,111g。



























