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スカパー、'15年3月に4K放送の商用サービスを開始

 スカパーJSATは31日、2015年3月までに4K商用放送サービスを開始すると発表した。スカパーJSATホールディングスの高田真治社長が決算発表会見で明らかにした。

2014年度中にスカパー! プレミアムサービスで4K商用サービス開始

 4K放送は、6月2日に試験放送としてスタート。現在はスカパーによるスカパー! プレミアムサービスをプラットフォームとして利用し、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が主体となり試験放送チャンネル「Channel 4K」を運営している。

 今回スカパーは、2014年度中(2015年3月まで)にスカパー! プレミアムサービスを使った商用のサービスとして、4K放送を行なうことを表明した。チャンネル数やコンテンツ、価格は未定だが、有料のサービスとなり、スポーツや音楽、紀行番組などを中心に4Kコンテンツを拡充する方針。

 なお、4K対応のスカパープレミアムサービスチューナはシャープが6月に「TU-UD1000」を発売済みのほか、ソニーも'14年秋に専用チューナを発売する予定。

 また、商用の4K映像サービスとしては、ひかりTVが4K映像のビデオオンデマンド(VOD)商用配信サービスを10月に開始するほか、アクトビラも12月に4Kのストリーミング型映像配信の開始を予定。J:COMも今夏の4K VODトライアルや2016年の本放送にあわせたCATVにおける対応などを計画している。

(臼田勤哉)