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マクセル、大型パッシブラジエータ搭載の低音強化イヤフォン「エムベース」

 日立マクセルは、カナル型(耳栓型)イヤフォンの新製品として、独自の音響技術で低域再生を強化した新シリーズ「エムベース」を8月25日に発売する。大型パッシブラジエータ搭載の「MXH-MB500」と、振動板の振幅を大きくしたロングストロークドライバ搭載の「MXH-MB300」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、MXH-MB500が5,000円前後、MXH-MB300が3,000円前後。

MXH-MB500のブラック
MXH-MB500のホワイト

 「MXH-MB500」の特徴は、8mm径のダイナミック型ドライバと、表面積44mm2の大型パッシブラジエータを搭載。パッシブラジエータがダイナミックドライバの背圧に共振することで低音を強化している。カラーはブラック(BK)とホワイト(WH)の2色。

 「MXH-MB300」もダイナミック型の8mm径ドライバを搭載。「ロングストロークドライバ」により振動板の振幅を大きくすることでハウジング内部の空気を押し出す力を高め、低音を増強したという。カラーはブラック(BK)、ホワイト(WH)、レッド(RE)、ブルー(BL)の4色。

MXH-MB300のブラック

 両モデルともにドライバユニットには軽量なCCAWボイスコイルを採用。高磁力のネオジウムマグネットも搭載する。再生周波数帯域はいずれも20Hz~20kHz、最大入力は200mW。音圧感度は、MB500が95dB/mW、MB300が96dB/mW。インピーダンスはMB500が11Ω、MB300が10Ω。

 ケーブルは1.2mのY型。プラグは金メッキのステレオミニでストレート型。ケーブルを含む重量は、MB500が約15g、MB300が約12g。付属するイヤーピースはSS/S/M/Lの4サイズで、抗菌作用を持つ銀イオンを練り込んでいる。ケーブルの長さを調整できるキーパーも付属する。

MXH-MB300のホワイト、レッド、ブルー

(中林暁)