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ヤマハ、4K/Bluetooth対応シアターラック「POLYPHONY」2機種。ビームスピーカー搭載
（2014/8/28 13:19）
ヤマハは、シアターラックブランド「POLYPHONY(ポリフォニー)」の新製品として、Bluetooth受信や4K映像のパススルーなどに対応した2機種を発売する。価格はどちらもオープンプライス。発売時期と店頭予想価格は、「YRS-1500」が9月下旬で10万円前後、「YRS-2500」が10月中旬で13万円前後。カラーはどちらもブラック(B)、アーバンブラウン(MD)を用意する。
高さ400mmのローボードスタイルで、YRS-1500は横幅1,200mm、YRS-2500は1,600mm。テレビのサイズに合わせて2サイズのラインナップとなる。最大出力はどちらのモデルも232W。
ラックのトップボード部分に、YSP(デジタル・サウンド・プロジェクター)のビームスピーカーを内蔵。小口径スピーカーを横方向に多数並べたもので、音のビームを放射。壁などに反射させる事で、ラックシアターながら、リアルな7.1chサラウンド再生ができるのが特徴。サブウーファも内蔵している。
設置する室内の形状などに合わせ、ベストな視聴環境をフルオートで設定できる音響測定・最適化技術「インテリビーム」も搭載。付属のマイクを使って約3分間の測定をするだけで、ビーム角度・音量・音質などを各チャンネルごとに自動で設定できる。室内の視聴位置を3スポットまでメモリ登録も可能。HDMI接続したテレビに設定画面などを表示するOSD(オンスクリーンディスプレイ)にも対応する。
入力端子はHDMI×3、アナログ音声×1、光デジタル音声×2、同軸デジタル×1を搭載。ドルビーTrueHDやDTS-HD MasterAudioなどのHDオーディオ対応デコーダを搭載する。HDMI入力はARC(オーディオリターンチャンネル)に対応するほか、4K/60pのパススルーもサポート。10プログラムのシネマDSP機能も利用できる。セリフやナレーションを聴き取りやすくするクリアボイス、ヘッドフォン出力で利用できるバーチャルサラウンド機能も用意する。
さらに、Bluetooth受信機能も搭載。スマートフォンやタブレットからワイヤレス再生が可能。Ver.2.1+EDRに準拠し、プロファイルはA2DP/SPP、コーデックはSBC/aptXに対応。SCMS-Tもサポートする。独自の音質改善技術「ミュージック・エンハンサー」も備えて、圧縮音楽を高音質で再生できる。Bluetooth端末と電源の連動ができる「Bluetoothスタンバイモード」も用意。
iOS/Androidのスマートフォン/タブレット向けに、専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」を用意。リスニングモードやシネマDSPの選択、クリアボイスなど音質機能のON/OFF切替、サブウーファのボリューム調整などが、スマートフォンやタブレットから行なえる。HDMI CECにも対応し、大手メーカーのテレビやレコーダのリモコンからも基本操作が行なえる。
筐体には木の質感を際立たせるアルミ脚を採用。天板にはガラス材を使っている。ブラックモデルは、ヘアラインウッド加工を採用。棚板の高さは3段階に調節が可能。各種端子は背面のくぼみに搭載されているため、ラックを壁に寄せて設置できる。
また、別売のオプション金具「YTS-V1200」を使うことで、壁掛けテレビのようにスッキリとしたテレビの設置も可能になる。
消費電力はどちらも58W。外形寸法と重量は、VRS-1500が1,200×445×400mm(幅×奥行き×高さ)で43.8kg、YRS-2500が1,600×445×400mm(同)で58.7kg。